みんなのケータイ
これからの割り勘は電子マネーでやりたい
2017年8月25日 06:00
つい先日、初めてLINE Payで割り勘しました。いや今頃何言ってるんだと思われるかもしれません。仕事の都合上サービスそのものはすでに使えるようにしていたのですが、どうもプライベートで割り勘に使う機会がなかったのです。
そのときは数名でファミリーレストランで食事をしていました。他のメンバーより少し早く退席するため、先に代金を払う必要がありました。その場にいたほとんどのメンバーとLINEで繋がっていたこともあり「LINE Payで払えるよ」というと「じゃあ後で精算して、LINE Payで請求するね!」と言われました。
後日予告通り請求がきまして、チャージしておいた金額からサクッとお支払いすることができました。貴重な初送金だったのに、スクリーンショットを取り忘れるくらい簡単でした。
数人で飲み食いすると、最後は決まって割り勘大会になりますね。集まることが分かってるときはできるだけお金を細かくしていくようにはしてるんですが、たまに1万円札しかないことも。そんなとき「ごめん1万円しかない~」と言いながら誰かがなんとかしてくれるのを待つしかありません。大抵2~3人はそういう人がいて、まさに割り勘あるあるです。
みなで小銭を総動員して、両替しながら大騒ぎ。現金を集めるのも、おつりを出すのも、数えるのも大変。酔っ払っていたらさらに大変。いつもあの時間は本当にもったいないと思います。もし全員が電子マネーで割り勘できて、そのお店の支払いも電子マネーというキャッシュレス状態ができたら、とてもスマートです。
たとえばLINE Payなら、その場で幹事役の誰かのアカウントにお金を集める。幹事役はレジでLINE Payカードを差し出せば、国内外のJCB加盟店なら完全にキャッシュレス。先払いも要求できますからドタキャン対策にもなりますし、次の買い物も電子マネーだけでぐるぐる回せたら、現金化のための出金手数料もなくせます。
初めての送金相手が私よりも大分若かったので、ご自身の電子マネー事情を聞いてみたところ、周りで使えるのは、まだIT関連の仕事をしている人だけだとか。彼女がLINE Payで割り勘したというのも、私もよく知るIT業界の面々のみでした。
大学生の妹さんがいるそうですが、妹さんの周りでは誰も使えていないのだそうです。「デビットなんだけど、カードというとクレジットカードをイメージしてしまうからじゃないか」とコメントしてくれました。あとは設定周りが面倒くさそうに思うのかもしれません。
とりあえずLINEユーザーならLINE Payカードを作っておいて、飲み代にかかりそうな分をコンビニで現金チャージしておくだけでもかなり違うと思うのです。送金機能を利用するには事前に本人確認が必要ですが、今回のように後から顔をあわせず、相手の銀行口座番号も聞かず、振込手数料もかけずに送金できるわけですから、やっておいて損はないと思います。
問題は、支払うべき相手とLINEで友達であることが前提という点なんですが……。そのうちLINEユーザー同士なら払えるようになるとか、そんな展開もあるんじゃないかと期待している次第です。
今回のLINE Payに限らず、銀行の振り込みをアプリでできるようにしておく、他の送金可能な電子マネーサービスを持つなど、何か1つ準備しておくといいのではないかと思うんです。たとえば、異なる銀行間の振り込みなら手数料が掛かるところを、共通の送金サービスを使えば手数料を省けますよね。「買い物をお願いしたい! すぐ送金しておくから!」なんてこともできますので、まずは親しい友達との間で使える、共通の電子マネーサービスを用意するというのはどうでしょうか。