みんなのケータイ

LINEモバイルを使い始めました

SIMと一緒に届くマニュアルも簡潔明瞭でわかりやすかった

 新しいSIMを買いました。「LINEモバイル」です。契約したのは、LINE、Twitter、Facebookのデータ通信量がカウントフリーになる「コミュニケーションプラン」。5GBの音声付きプランで、月額2220円(税別)。まぁ、相場ではないかと思います。

 9月7日に申し込んで、9日にSIMが届き、使い始めてから20日経ちました。まずは、率直な感想を述べさせてください。快適です。使いやすいです。お得感もありますよ!

 筆者は、これまでプライベート用のSIMフリースマホ「HUAWEI P9」には、BIGLOBE SIMを挿して使っていました。6GBの音声付きプランで、実際に使うのは月に4~5GBほどでした。LINEモバイルのSIMに挿し替えてからも、ほぼ同じように使っていますが、利用開始から20日目現在のデータ使用量は約2300MB。1カ月で3GBちょっとかなぁという見通しです。SNSの利用がカウントフリーになるのは、かなり大きいですね。通勤時などに、データ量を気にせずにTwitterやFacebookをチェックするようになりました。

 つながりやすさや通信速度にも、今のところは満足しています。正確に言えば「他のMVNOと同じように支障なく使えている」ということ。

 筆者は、格安SIMの通信速度を比較する調査を行ったことが何度かあります。格安SIMは、同じNTTドコモの回線を使っているとしても、トラフィック状況などによって実行速度はそれぞれ異なります。場所や時間帯によっては速度がガクンと落ちるSIMもあったし、普段あまりいい結果を出さないSIMが、調査する日によっては絶好調になることも……。要するに、通信速度って絶えず変動するんです。限定的な場所や時間での調査はあてになりません。なので、常にウェブを見たりするのに十分な速度が得られたら、それで満足すべきだと思っています。

 この20日間に、大阪に帰省した以外は、東京都内で過ごしましたが、東京・大阪どちらでも、速度が著しく落ちるといったトラブルはありませんでした。むしろ、繁華街や電車の中でも、かなりスムーズに流れているという印象です。概ね10~30Mbps程度の速度は得られているのではないかと。今後、ユーザーが増えていくと、どう変わるかはわかりませんが、LINEモバイルは後発ということもあり、そのあたりの対策にも万全を期してくれることを期待しています。

「LINEモバイル」とのトーク画面で、契約者連携を行ったり、データ残量を確認したりできる

 個人的に、最も便利に感じているのは、LINEのトーク画面で、データ残量をチェックできること。LINEモバイルは、使い始めるにあたり、「LINEモバイル」公式アカウントを友だちに追加し、そのメニューから「契約者連携」と「利用者連携」を行う必要があります。要するに、LINEのアカウントとLINEモバイルのユーザー情報を紐づけるわけです。これにより、LINEモバイルのすべてのサービスが利用できるようになります。

 これまでに使ったデータ残量を知りたい場合は、公式アカウントとのトーク画面で、「データ残量確認」を選択すると、直近のデータが表示される仕組み。将来的には、このトーク画面での問い合わせも可能になるそうです。他のMVNOも、データ残量を素早くチェックできる専用アプリを提供したりしていますが、日常的に使うLINEアプリでチェックできることは、大きなアドバンテージといえるでしょう。

 また、LINEモバイルの契約者情報を参照することで、年齢確認を行えることも特徴。他のMVNOでは、これができないために、LINEでのID検索ができないのが現状です。

直近3日間の利用データ量も確認できる。「本日」が多いのは、モバイル回線でYouTubeを見たため。トークでの問い合わせは「只今準備中」とのこと
年齢確認を必要とする画面で「LINEモバイルをご契約の方」を選択すると、LINEモバイルから提供される利用者コードを入力する画面に進む

 個人的には、LINEのID検索なんて要らないと思っていたのですが、先月、離れたところに住む友人とFacebookでつながり、「LINEやっている? ID教えるから、検索してね」というメッセージを受け取りました。その際は「ごめん、僕のは格安スマホだから……」と、相手が理解できないような理由を告げて詫びたのですが、その友人のIDも無事に検索でき、友だちに追加できました。ですが、友だちとしてつながって以降、一度もトークでは話していません。まぁ、大人の付き合いって、そんなものですよね。