ケータイ用語の基礎知識
第640回:Apple ID とは
(2013/11/26 12:14)
「Apple ID」(アップル アイディ)は、iPhoneやiPadのメーカーである米アップル(Apple)が提供する、全サービス共通のアカウントです。iPhoneやiPadを持っていると、さまざまな場面で、このApple IDを利用します。docomo IDやau IDなど携帯電話事業者のIDとは異なります。
iPhone、iPadの場合は、App Storeでのアプリのインストール、iTunes Storeでの音楽などコンテンツ購入、iCloudへの写真や書類などの保存といった場面で「Apple ID」が必要です。iPhoneやiPadを利用するには必須なもので、これらを使っているユーザーは既に持っているはずです。アップルはさまざまなサービスを提供していますが、Apple IDが1つあれば、それらのサービス全てを利用できます。
オフラインでも、たとえば東京・銀座や大阪・心斎橋などにあるアップルストア内のGenius Bar(ジーニアス バー、技術的・専門的な質問や相談に対応するコーナー)でのサポートを受けたいとき、予約のためにApple IDが必要です。
このほか、アップルのパーソナルコンピュータであるMacでは、Apple Online Storeでのソフトなどの購入などにも使えます。
これらのサービスを使うときに、これらのどれか1つでも一度使ったことがあれば、同じApple IDを使ってサービスを受けることができます。Apple IDを持っていない場合は、メールアドレスがあれば簡単に作ることができます。iPhone、iPadやパソコンからでも作成が可能です。
iPhone/iPadからApple IDを作成する
Apple IDの登録には、メールアドレスが必要となります。登録の際に使用したメールアドレスがそのままアカウントになります。たとえば「○○@i.softbank.jp」というメールアドレスで登録すると、Apple IDは「○○@i.softbank.jp」になります。なお、2013年11月現在、アップルのWebサイトにパソコンでアクセスしてApple IDを新規登録しようとしても、iCloudのメールアドレス(××@icloud.com、××@me.com、××@mac.com)は使用できませんが、iPhoneで新規アカウントを登録する場合、「××icloud.com」というメールアドレスを作成してApple IDとして利用できます。
たとえば、App Storeからアプリをインストールするときや、iTunesから楽曲をダウンロードするときにApple IDを聞かれますので、表示されるメニューで「Apple IDを新規作成」を選ぶと新規アカウントを作成することが可能です。
新規アカウントの画面で、メールアドレス、使いたいパスワード(パスワードは最低8文字で英字と数字の両方を使い、スペースを入れず、少なくとも1文字の大文字を使わなくてはなりません)、生年月日などを登録することで作成することができます。
Apple IDの作成の際にクレジットカードの番号を聞かれますが、持っていない場合、登録しなくてもかまいません。複数のApple IDを作ってしまった場合、それを後から1つにまとめることはできません。もし、Apple IDがわからなくなってしまった場合は、まず、Apple IDを探すことから始めるようにしましょう。もうApple IDを持っているかどうかは、アップルのWebサイト内にあるの「My Apple ID」( https://appleid.apple.com/jp/ )にアクセスし「Apple IDを検索」から調べられます。
パスワードを忘れた場合は、「My Apple ID」→「Apple ID を管理」内の「パスワードをお忘れの場合」からパスワードをリセットすることができます。リセット方法は2つあり、1つはあらかじめ設定していたセキュリティ用の質問に回答することで、もう1つはApple ID用のメールアドレス宛にメールを送ることです。メールにはリセット用ページのURLがあり、クリックするとリセットできます。