Wi-Fiもアプリもなし！　スマホをテレビに映すのがカ～ンタン！　j5createの「ワイヤレス送受信機」が想像を超えてスゴかった!!!

　テレビ以外の端末で動画鑑賞。スマートフォンやタブレット、あるいはノートパソコンなどでの動画鑑賞は、今や当たり前のスタイルとなっている。ただ、それら端末の画面はあまり大きくない。

　いつもの「いろいろなデバイスで観ている動画」を「もっと大きな画面で観たい」と思ったことはないだろうか？　たとえば各種動画配信サービスとか、端末内にある動画とかを、大画面で。

　筆者の場合はそういう思いがありまくり。有名どころの配信サービスなら、テレビなどのHDMI端子にサービスに対応したスティック型デバイスを挿して、スマートフォンなどで見られるものと同じコンテンツを大画面で再生できたりする。だがマイナーなサービスだったりするとソレができない。

　スマートTVならMiracastやChromecastを使って……という手もある。だが端末やOSが限られたりするので「いろいろなデバイス」という観点では少々使いにくい方法となる。Wi-Fi環境を用意する必要があるというハードルもある。

　も～なんか～、ただ大画面で観たいだけなのにぃ～、どの方法もオールマイティ感に欠けるんですけどぉ～！　とかモヤモヤしていたら、j5createから「JVAW61　USB-C to HDMIワイヤレス送受信機」が登場した。

「JVAW61　USB-C to HDMIワイヤレス送受信機」は、USB-C端子を持つ端末に接続する送信機と、HDMI端子に接続する受信機のセット品だ。写真に写っているモノがすべて。

　これは、USB-Cポート搭載の端末とHDMI端子があるディスプレイやテレビなどを無線でつなぐデバイス。そして凄そうなのが、USB-C端子から映像を出力可能な端末（USB-C DisplayPort Alternate Mode対応の端末）なら、端末上に映る映像を全て無線接続したディスプレイやテレビなどに映せちゃうという点ダっ!!!

　えっ？　マジに!?　しかもHDCP対応なので、有料ストリーミングコンテンツを接続先のディスプレイなどでも表示できちゃうという。

　もちろん使っている端末やディスプレイなどもHDCPに対応している必要があるが、無線で飛ばせて端末上の映像全部表示できてHDCP対応って、スゴくないスか？

　というわけでさっそく使ってみたら、コレが想像を超えてスゴかった!!!　というわけで「JVAW61　USB-C to HDMIワイヤレス送受信機」がどのようにスゴかったのか、以下にレビューしてゆきたいッ!!!

簡単すぎて怖い！　ってほど、なーんにも苦労せずスグ使える！

　筆者が「JVAW61　USB-C to HDMIワイヤレス送受信機」について、まず「凄い」と感じたのは、その簡単さ。送信機を端末のUSB-C端子に、受信機をディスプレイやテレビのHDMI端子につなぐだけで、何ら設定などせず、アプリやらなんやら不要で、「つないだだけでいきなり使えた!!!」のだ。

　ちなみに、送信機側はUSB-Cポートから給電されるので、ACアダプターなどは不要。受信機側はUSB-Aポートから給電する必要があるので、ディスプレイやテレビの給電可能なUSB-Aポートや、USB-ACアダプターに(HDMI端子の反対側のUSB-A端子を)つなぐ必要がある。

　控えめに言って「凄く簡単」なのである。正直な印象を書くと「マジで簡単過ぎてヤバい！　使い間違えるところが存在しない」というほどイージーに扱えてしまう。

接続スタンバイの表示。この状態で送信機に何らかの映像が送り込まれると、それがディスプレイやテレビに映し出される。

　そしてこの「JVAW61　USB-C to HDMIワイヤレス送受信機」の仕様からしてアタリマエのことではあるが、送信機に送り込まれた映像がそのままぜーんぶディスプレイやテレビに映し出されるのだ。たとえばスマートフォンに送信機をつなげば、スマートフォン画面に表示されている映像がすべて、ディスプレイやテレビに表示される。

スマートフォンの表示がそのままディスプレイに表示された。

　たとえば、スマホ画面をそのまま大画面にミラーリングで映して、旅行などで撮影した家族・友人との写真や動画をみんなでワイワイ楽しめるし、はたまたゲームアプリを映して大画面でプレイできる。

スマートフォン画面上で横表示できるものは、ディスプレイ上でも横表示になる。最大解像度は1920×1080(フルHD)だ。

スマートフォン上の動画を再生してみた。再生中はスマートフォン上にはポーズや送り戻しのボタンだけ表示される。ポーズするとスマートフォン上には動画のサムネイルが大きく表示された。

　あら便利～！　無線というのが最高に便利だ。端末からアダプターやら太いHDMIケーブルやらが伸びないので、スッキリと接続できるうえに、ディスプレイやテレビとの位置関係が自由で、距離の自由度もかなり高い。

　また厳密に検証したわけではないが、端末操作とディスプレイやテレビの表示にほとんど遅延が感じられない。とてもスムーズで違和感のない表示だ。

　また無線には5GHz帯を使っているとのことで、ほかの電子機器の無線干渉を受けにくいとのこと（ただし室内・車内での利用に限られる）。確かに「JVAW61　USB-C to HDMIワイヤレス送受信機」使用中、電波干渉で映像が途切れるようなことはなかった。

HDCP保護コンテンツもばっちり再生可能！

　前述のとおり「JVAW61　USB-C to HDMIワイヤレス送受信機」はHDCP対応（HDCP1.4対応）なので、著作権保護されたコンテンツも送受信可能だ。たとえば、Netflix、Amazon Prime Video、Huluなども再生できる。

　試しに「JVAW61　USB-C to HDMIワイヤレス送受信機」を使い、端末でAmazon Prime Videoのコンテンツを再生。それをディスプレイに伝送してみると……。

スマートフォンでAmazon Prime Videoを観るのがちょっとした趣味の筆者

ディスプレイにはAmazon Prime Videoのコンテンツ映像が、端末側には操作アイコンのみが表示された。

　あら～、何ら問題なく再生されちゃった～。端末はiPhone 15 Pro Maxを使ったが、iPhone上には映像のポーズや送り戻しのアイコンが表示され、ディスプレイ側には映像コンテンツが表示される。

　なお、ディスプレイやテレビの側にスピーカーがあれば、端末の音やコンテンツの音も、ディスプレイやテレビから出る。ディスプレイやテレビにスピーカーがない場合、音だけ端末上から出て、映像だけがディスプレイやテレビから出る。

　またこの調子で、YouTubeでもWebブラウザ上に表示されたりする動画も、ぜーんぶしっかり再生される。「こういうコトすんのって、こんな簡単でスムーズだったの？」と驚いてしまった。

パソコンの映像をディスプレイやテレビに映すのもカ～ンタン！

　「JVAW61　USB-C to HDMIワイヤレス送受信機」は、USB-C端子から映像を出力可能な端末（USB-C DisplayPort Alternate Mode対応の端末）の映像を、ディスプレイやテレビに無線で映してしまう製品。なのでもちろん、USB-C端子を持つ多くのパソコンでも使える。

　たとえばディスプレイやテレビを、ノートパソコンの無線接続型サブディスプレイとして利用できる。ミラーリング表示にも拡張ディスプレイ表示にも対応している。最大解像度は1920×1080ピクセルだ。

　あるいは、USB-C対応のゲーム機のコンピュータも接続できるだろう。

ミラーリング表示。

拡張ディスプレイ表示。

　あらららら～、めちゃくちゃ簡単に無線接続のサブディスプレイが使えるようになった。追加接続した側の最大解像度は1920×1080ピクセルあるので、デスクトップの広さとしても十分実用的だと感じられる。

　またパソコンと接続していつものようにパソコンを使っても、サブディスプレイの画像表示に遅延はほとんど感じられない。仕事で使って問題なしのレベルだと思う。

　そして何よりも無線接続というのがイイ。サブディスプレイを使うのにケーブルの引き回しが不要なのでスッキリしていて手軽である。

アイデア次第でいろいろな用途に使える！

　USB-C端子から映像を出力できる端末から、HDMI端子付きのディスプレイやテレビに映像を「無線で飛ばせる」という「JVAW61　USB-C to HDMIワイヤレス送受信機」。上記以外にも、いろいろな用途に使えると思う。

　たとえば、HDMI入力のあるプロジェクターや大型ディスプレイに、ノートパソコンやタブレットの映像を丸ごと飛ばす。きっとプレゼンテーションや授業などにもすぐ活かせる活用法となるだろう。

　あるいはホテルのテレビの利用。たとえばビジネスホテルなんかにはHDMI入力対応の中～大型テレビがたいていある。この「JVAW61　USB-C to HDMIワイヤレス送受信機」を使えば、ホテルのテレビをノートパソコンのサブディスプレイとして活用できるようになる。

　スマートフォンやタブレットのお気に入り映像を、ホテルのテレビに映して鑑賞するという使い方もあるだろう。出張の夜、なーんにも観たい番組がナイ！　ホテルのビデオオンデマンドサービスも……という場合でも、いつもスマートフォンやタブレットで観ている映像を大画面で楽しめるというわけだ。

　実際に「JVAW61　USB-C to HDMIワイヤレス送受信機」を使ってみて「イイ！」と思えるのは、前述のような手軽さ簡単さそして実用性だが、単純にWi-Fiなどのインフラや、アプリなどの下準備を一切必要としないのがヒッジョォ～にイイ。手っ取り早いし手軽なのがイイ。すぐ、いきなり、役立つのがイイ。

　といった感じの「JVAW61　USB-C to HDMIワイヤレス送受信機」。誰でも間違いなく超簡単に使えて、端末上の映像がぜーんぶ大画面で観られるようになる。画面毎に1セットずつ用意したくなるような、そんな実用性と活用幅がある送受信機なので、興味があればぜひジックリとチェックしてみてほしいッ!!!