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スマホ料金は0円で!? 「povo2.0」使いこなしワザ徹底解説!
2022年6月24日 09:00
KDDIのオンライン専用ブランド「povo2.0」は、 基本料0円で契約できる携帯電話の料金プラン を提供している。もちろん0円のままで使い続けるのではなく、「トッピング」と呼ばれる好みのサービスを自由に組み合わせて、あなたの思ったように使える、他社にはない斬新な料金プランだ。
国内の携帯電話業界では、一定のデータ通信容量まで「0円」で使える料金プランが人気を得ていたが、この7月に改定され、「0円で使える幅」がなくなってしまう。
一方、 povo2.0であれば、0円で回線を維持しつつ、必要な分だけトッピング を使うことで、財布にやさしく携帯電話を使うことができる。その使いこなしワザを今回は徹底的に紹介する。
様々なトッピングから必要なものだけを選んで購入
オンラインでいつでも契約できるKDDIの「povo2.0」。最大の特徴が、 基本料0円のベースプランを契約した上で、さまざまなサービスを必要に応じてアプリから自由に購入し、利用できるトッピング というシステムだ。
ベースプランは0円なので、回線契約をするだけでは料金が発生しない。
料金がかかるのはトッピングだ。必要なときに使いたいトッピングだけを選んで利用するシステムなので、無駄がなく、サービスを利用しない月は携帯電話料金を0円まで抑えられるのがメリットだ。
トッピングには「データトッピング」「コンテンツトッピング」「通話トッピング」「サポートトッピング」が用意されている。
データトッピングは、「データ使い放題(330円/回・24時間)」「データ追加1GB(390円/回・7日間)」「データ追加3GB」(990円/回・30日間)、「データ追加20GB」(2700円/回・30日間)、「データ追加60GB」(6490円/回・90日間)、「データ追加150GB」(1万2980円/回・180日間)の6プランから選べる。小容量~大容量まで用意され、料金はリーズナブル。
中でも24時間のデータ使い放題は、その日だけ集中して動画を見たい、外出先でビデオ会議が続く、テザリングを多用するといった場合に最適だ。
0円ではテキストメッセージなどに
なお、 データトッピングを利用せず、0円0GBのときのデータ通信速度は最大128kbpsに制限 される。
実際に試したところ、テキストのみのメールやメッセージの送受信は問題なくできる。低音質なら音楽ストリーミングサービスも利用できることがある。カメラで撮った画像の送受信は、時間がかかるがなんとか送れる。ただ、動画の視聴はかなりきびしい。なんでも快適にできるとはいえないが、最低限のことはできる。
コンテンツトッピングは?
コンテンツトッピングは現在、「DAZN使い放題パック」(760円/回・7日間)と「smash.使い放題パック」(220円/回・24時間)がラインアップされている。どちらも、そのサービス利用中のデータ通信は使い放題だ。DAZNの使い放題パックは、大きなスポーツイベントが開催されるときを狙って購入するのが良さそうだ。
通話定額もトッピングで
通話トッピングは、「5分以内通話かけ放題」(550円/月)と「通話かけ放題」(1650円/月)がある。
スマートフォンを通話メインで使う人であれば、通話トッピングだけ購入して利用することもできるだろう。
0円で使える条件は?
自分に必要なトッピングを選んで経済的に使えるpovo2.0だが、やはり気になるのは、0円でどの程度使えるかだろう。
「0円/0GB」のときはデータ通信速度が最大128kbpsになることはさきほどご紹介したとおり。
通話は22円/30秒、国内SMSの送信は1通あたり3.3円、受信は無料なので、高速データ通信はWi-Fiを使うなどして128kbpsでデータ通信し、電話は着信のみ、SMSも送信しなければ、ずっと0円で維持できそうな気にもなる。
そこで知っておきたいのが、「いつまで0円で使えるのか」という点だ。
povo2.0では180日間以上、有料トッピングの購入などがない場合、利用停止や契約解除となることがある。180日間とは、購入したトッピングのうち、最も遅い有効期限日の翌日から数えて180日だ。
つまり回線を維持し続けるには、すべてのトッピングの有効期限が切れてから180日間以内に、何かしらのトッピングを1つは買う必要がある。最も安いトッピングはsmash.使い放題パックの220円。データトッピングなら24時間のデータ使い放題が330円で、1GBなら390円だ。
もしくは、有料トッピングを購入しなくても、180日の期間内に従量通話料とSMS送信料の合計額が税込み660円を超えている場合は回線を維持できる。660円は通話にして15分だ。
数百円で回線を約半年間、維持できるので安いものだが、トッピングの購入をうっかり忘れてせっかくの電話番号を失ってしまうことがないように注意したい。
「#ギガ活」でギガを手に入れよう!
povo2.0には、もう1つユニークなサービスがある。コンビニや飲食店など、対象店舗の利用でギガ (データ容量)が貯まる「#ギガ活」だ。データトッピングを購入しなくても、#ギガ活でギガを入手することで、必要なデータ容量を賄えてしまう可能性もある。
#ギガ活でギガをもらうにはau IDでエントリーが必要で、#ギガ活の対象店舗や対象サービスにおいて、決められた金額以上をau PAY(コード払い/ネット払い/残高払い)で支払う。
支払い後、エントリー時に登録したメールアドレスにプロモーションコードが届くので、それをpovo2.0アプリに入力すればデータ容量がチャージされる。
もらえるデータは300MB~20GBで、それぞれデータの消費期限が定められている。対象店舗はコンビニやドラッグストア、カフェ、居酒屋など、全国規模のチェーン店が多い。対象店舗を頻繁に利用しているなら#ギガ活はぜひ活用すべきだ。
なお、街中に隠れたpovoデザインのシェアリングサービスを探し、抽選に参加してギガをGETできる「FIND povo」も2022年6月22日(水)から新たにスタートしている。
多彩なトッピングで幅広い人にマッチする料金プラン
povo2.0は0円からという、非常に低コストな携帯電話料金プラン。とりあえず携帯電話を契約したい、万が一のときのために2回線目を持ちたいという場合に、最低で、半年間220円、年間440円で回線を維持できる。 某0円廃止で移行先を探している人に、povo2.0をぜひお勧めしたい 。
0円までは望まなくともデータ通信は小容量でいいという人、逆にデータをたくさん使いたい人にも、トッピングメニューが充実しているpovo2.0はお勧めだ。
たとえば、30日間3GBのトッピング(990円)は、MVNOの低価格プランに肩を並べるし、30日間20GBという大容量トッピング(2700円)も選べる。
60GBで90日間(6490円)、150GBで180日間(1万2980円)のトッピングを利用すれば、速度制限の心配やトッピング購入の手間も減り、一般的な料金プランと同じ感覚で使えるだろう。電話をよくかける人にはかけ放題、端末補償のトッピングもあるので、安心して使えるはずだ。
そして、 やっぱり#ギガ活が面白い 。よく利用するお店が対象店舗になっていれば、かなりのギガを貯められるはずだ。データトッピングの購入を減らせる可能性もある。
最小限のコストで携帯電話を持ちたい人から目一杯使いたい人まで、幅広い人にマッチする「povo2.0」。新たなトッピングメニューやサービスも期待でき、目が離せない存在になりそうだ。