イオン葛西店がリニューアル、店内カフェでタブレット無料貸出

　イオンは、東京都江戸川区にある「イオン葛西店」を5月30日にリニューアルオープンする。55歳以上のユーザーをターゲットにしたフロアを用意し、その中に設けられたカフェではタブレット端末の無料貸出サービスを提供する。

　今回のリニューアルでは、店舗周囲のエリアにいる55歳以上のユーザー（イオンではグランド・ジェネレーション、G.G世代と呼ぶ）の人口が増加しているとのことで、店舗4階全体を「Grand Generation's Mall」と銘打ち、シニア層に向けてテナントを揃える。

　4階のモールは、ゆったりと過ごすための店舗、売場が揃えられ、その中にはイオンが初めて展開するカフェが出店する。カフェ内ではタブレットの無料貸出サービスが実施され、電子書籍の閲覧、店内イベント情報、商品情報などが配信される。また子供向けアプリもインストールされており、ファミリーや母親同士で来店した場合でも、子供と一緒に利用する、といった使い方もできるという。貸し出されるタブレットは、NTT西日本とシャープ、イオンが昨春、共同開発したAndroidタブレットとのこと。

　イオンによれば、今回の取り組みは実験的なものという位置付けで、他の店舗での展開は未定。ユーザーからの反応を見ながら、今後の計画が検討される見込み。