ドコモの「dメニュー」開始、直営ストアの「dマーケット」も
NTTドコモは、スマートフォン向けのポータルサイト「dメニュー」の提供を開始した。あわせて同社直営のコンテンツ配信サービス「dマーケット」の提供も開始された。
■スマートフォン版iモード
「dメニュー」は、コンテンツプロバイダによるスマートフォン向けサービスが揃えられたポータルサイト。従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)におけるiモードと同等の役割を果たすもので、コンテンツもiモードのノウハウを活かし、ドコモが認定した3600サイト(700社)が用意される。トップページは、周辺の飲食店や宿泊施設などを検索できる「周辺ガイド」、特集コンテンツなどを紹介する「ピックアップ」、「dマーケット」、ニュース、ユーザーサポートなどで構成される。また各コンテンツプロバイダのサービスをジャンルごとに紹介するメニューリストは「ニュース/メディア」、「金融」などのカテゴリーが用意される。
提供されるコンテンツとして、飲食店ガイドの「超らーめんナビ」(エディア)、恋愛シミュレーションゲームの「恋スル★海賊レジェンド」(ジグノシステムジャパン)、経路検索サービスの「乗換案内NEXT」(ジョルダン)、レースゲームやスポーツゲームを配信する「首都高バトル&スポーツ」(元気モバイル)、クラシック専門着信音配信サイトの「東京フィルクラシック」(ケイブ)などが利用できる。
当初用意される3600サイトは、iモードの「マイメニュー」登録件数の7割を占めているとのことで、iモード端末からスマートフォンへ乗り換える際、これまで利用してきたコンテンツをスマートフォンでも引き続き、利用できる。
dメニューというサイト自体は、パソコンや他社のスマートフォンからでもアクセスできるが、決済やマイメニュー登録はspモード契約が必要で、ドコモのスマートフォン向けのサービスとなる。
■ドコモ直営ストアのdマーケット
一方、ドコモ直営の「dマーケット」は、映像配信の「VIDEOストア」、楽曲配信の「MUSICストア」、電子書籍配信の「BOOKストア」、アプリを紹介する「アプリ&レビュー」で構成される。映像配信は月額525円で、BeeTVのコンテンツや映画、
楽曲配信では、シングル曲としてEXILEの「あなたへ」(420円)、いきものがかりの「歩いていこう」などが配信されるほか、椎名林檎の「ここでキスして。」が184円、AAAの「逢いたい理由」が210円など11月下旬まで割引価格で提供される楽曲がある。アルバムとしてコブクロの「5296」やEvery Little Thingの「Every Little Single 2」が1800円で配信される。
一方、電子書籍では、「アントキノイノチ」が550円、「はじめの一歩」が1巻400円、「カノジョは嘘を愛しすぎてる」が1話400円といった価格で提供される。
機種変更した際のコンテンツの扱いについて、たとえばMUSICストアでは、機種変更(店頭での手続き)から30日間、楽曲を再ダウンロードできる。またBOOKストアは機種変更から1年間、再ダウンロードできる。メモリカードでの移行も可能だが、コンテンツプロバイダによってはメモリカード経由で移行できないものがあるとのことで、再ダウンロードでの移行が推奨されている。一方、dメニューで提供されるコンテンツについては、各コンテンツプロバイダによって方針が異なるとのこと。
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2011/11/18 13:19