ドコモといであ、環境センサー利用の新サービス提供へ


 NTTドコモといであは、ドコモが構築した環境センサーネットワークを利用する新サービスおよびアプリケーションの提供について、業務提携することで合意した。

 環境センサーネットワークは、ドコモの基地局にセンサーを設置し、大気中の花粉量などを測定する。今後は屋内向けセンサーの開発と提供を行う予定。一方のいであは、気象庁のデータを利用する健康予報サービス「バイオウェザーサービス」を展開しており、両社の業務提携により、気象が健康に与える影響を踏まえたサービスが提供される。

 具体的な取り組みとして、今年7月~8月に、屋内外の熱中症対策を検証し、その結果を元に来年夏にも、新サービス(いであ提供)の実現を目指す。検証では熱中症の危険度のほか、回避できる場所への誘導サービス、屋内センサーを利用して屋内での熱中症アラートを通知するサービスなどが予定されている。

 このほかいであでは、モバイル向け「バイオウェザーサービス」を7月に開始する。モバイル向けサービスでは熱中症危険度などを確認できる「ハザードマップアプリ」(仮称)が提供される予定とのこと。利用料は月額105円で、従来型の携帯電話やスマートフォン向けに提供され、NTTドコモ以外の携帯電話からも利用できる予定。

 



(関口 聖)

2011/2/22 19:18