厚さ約10mm、ゴールドフレームで高級感高めた「842P」


842Pブレイバリーブラック
ゴールド

 「842P」は、胸ポケットにも収納しやすい薄さ10mmの3G端末。パナソニック モバイルコミュニケーションズ製で、折りたたみ型デザインとともにワンプッシュオープン機構を採用している。6月上旬以降発売予定。

 2009年夏モデルとして発売された「832P」のコンセプトを引き継いだ新モデル。本体の厚さ10mmは変わらないが、外周部や本体背面のイルミネーション点灯部のフレームをシルバーからゴールドへ変更。30代男性が気兼ねなく利用できる高級感を演出した。内蔵ソフトウェアの面では、新たにモバイルウィジェット対応を行った。

 842Pではシート状のキーを引き続き採用しているが、おもにボタン押下面を改善。従来は数字の刻印部のみに凸部を設けていたが、842Pでは各ボタンの全体に山型の凹凸をつけた。押下できる部分を強調することで、「ボタンの境目がない」「押し間違えやすい」という声に答えたという。

 デコレーションメールを簡単に作成するための機能「楽デコ」も新たに搭載した。メール作成画面に、宛先指定欄や添付ファイル選択メニューと並んで「楽デコ」の項目があり、ここから「おまかせ」「うれしい」「悲しい」「好き」「怒る」「驚く」のいずれかを選択。すると絵文字の自動挿入、メール背景色設定などが自動で行われるという仕組みで、プレビューを見ながらデコレーション候補を選択することもできる。

 また文字の「時季参照予測」を導入しており、例えば「さん」と入力した場合に、秋であれば「秋刀魚」、冬なら「サンタクロース」が優先表示される。このほかメールの書き始め時に、文字を入力しなくても挨拶文などを予測候補として表示してくれる。

 メインディスプレイは約3.0インチ、フルワイドQVGA(240×427ドット)、最大26万色表示のTFT液晶。サブディスプレイは非搭載。有効画素数約322万画素のオートフォーカス対応CMOSカメラを内蔵する。手ぶれ補正や、最大3人までの顔認識にも対応する。

 このほかのおもな機能は、ワンセグ、おサイフケータイ、世界対応ケータイ(GSM)、3Gハイスピード(下り7.2MbpsのHSDPA)、モバイルウィジェット、PCサイトブラウザなど。2010年夏モデル向けに発表されたTwitter関連サービスにも対応する。外部メモリカードは16GBまでのmicroSDHCカードに対応する。なおケータイWi-FiやBluetoothなどには非対応。

 本体サイズは50×110×10mmで。重さは約108g。連続待受時間はW-CDMAで約460時間、GSMで約240時間。連続通話時間はW-CDMAで約180分、GSMで約180分。ボディカラーはブレイバリーブラック、ゴールド、ホワイト、ピンクの4種類。

ホワイトピンク


(森田 秀一)

2010/5/18 10:43