ドコモ、iモードブラウザのJavaScript機能を再有効化


 NTTドコモは、2009年夏モデル以降のiモード端末で仕様に盛り込まれながらも無効化されていたiモードブラウザのJavaScript機能について、10月27日以降、順次ソフトウェアアップデートにより再有効化を行うと発表した。

 対象となるのは、STYLEシリーズの「F-08A」「N-08A」「P-08A」「SH-05A」「SH-08A」、PRIMEシリーズの「F-09A」「N-06A」「N-07A」「P-07A」「SH-06A」、SMARTシリーズの「N-09A」「P-09A」、PROシリーズの「SH-07A」、数量限定販売された「SH-06A NERV(ヱヴァンゲリヲンケータイ)」の合計14機種。10月21日時点での出荷台数は約230万台。

 同社では、2009年夏モデルでiモードブラウザの大幅な機能強化を実施したが、そのうちJavaScript関連の部分で不具合が見つかり、すでに発売していた一部の端末の販売を一時停止。ソフトウェアアップデートにより、同機能を強制的に無効にするなどの措置をとっていた。その後、出荷された該当機種については、同機能が無効の状態で販売されていた。

 不具合が発見された当初は、「1カ月程度で修正できる見込み」とアナウンスされていたが、結果的に5カ月を要したことになる。これについて、同社広報では「再度同じようなことを起こすわけにはいかず、対象となる部分だけでなく、周辺を含めて慎重に調査していたところ、当初の想定以上に時間がかかってしまった」と説明している。

 10月27日からソフトウェアアップデートサービスが提供されるのは、「SH-05A」「SH-06A」「SH-06A NERV」の3機種。それ以外の機種についても、11月中をめどに順次ソフトウェアアップデートが可能になる。




(湯野 康隆)

2009/10/23 15:33