ニュース

22日午前も一部Webサービスで緊急メンテが継続、楽天市場や気象庁など

 21日夜から、楽天市場など一部企業のWebサイトで緊急メンテナンスが実施されている。スクリプト言語「PHP」の脆弱性修正(セキュリティリリース)に伴うもので、一夜明けた22日午前でも一部サイトでメンテナンスが継続している。

 編集部で確認したところ、楽天市場や気象庁、りそな銀行、大戸屋などのWebサイトでは、一部のサービスでメンテナンスが継続している。また、バンダイナムコグループでは、バンダイナムコアミューズメントのWebサイトや共通ID「バンダイナムコID」、ECサイト「ASOBI STORE」でサービスが停止している。

 このほか、セガ ファイブが提供する業務用ゲーム(アーケードゲーム)向けネットワーク「ALL.Net」もメンテナンスを実施していたが、11時30分時点でメンテナンスは終了し通常稼働に戻った。

世界的なセキュリティリリースの適用

 「PHP」は、日本を含む世界中のWebサービスの多くで利用されているスクリプト言語。「PHP」の開発チームは、2件の致命的な脆弱性が発見されたとし、日本時間21日23時に世界で一斉にセキュリティリリースを公開した。

 セキュリティリリースは、Webサービス運営者にとって脆弱性を修正するものになるが、攻撃者にとっては「致命的な脆弱性を知れる」ものとなる。

 店舗に例えると、金庫のカギが「ユーザーが決めた暗証番号」以外の番号でも開く状態になっており、その方法(抜け道)が公表されたような状態。Webサービス運営者は、早急にその暗証番号で開かないように設定を変更する(セキュリティリリースの適用)対応を実施する。

 ただし、リリースの公開から適用までの時間に攻撃されるのを防ぐため、金庫まで誰も近づけないように一旦お店のシャッターを閉めた(Webサービス全体の一時停止)サイトもある。いわゆる「予防的なセキュリティ対応」をしたかたちだ。