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実機をチェック、メタルフレーム採用の「AQUOS Xx 304SH」
(2014/4/28 16:37)
ソフトバンクから4月24日に発表されたシャープ製のAndroid端末「AQUOS Xx 304SH」は、ブランド名を「AQUOS」に変更し、シャープ製で初めて金属製フレームを外周に採用するなど、新たな取り組みを具現化させたモデルになっている。また、三辺狭額縁の「EDGEST」デザインを踏襲、5.2インチでフルHDのIGZO液晶を強調する見た目に仕上がっている。発売は5月下旬以降を予定する。
ソフトバンクは2014年夏モデルの発表会を開催しない方針で、従来であれば夏モデルとして披露されていたと思われる「AQUOS Xx 304SH」も、4月24日時点ではニュースリリースで発表されるだけにとどまっている。
「AQUOS Xx 304SH」の実機に触れる機会を得たので、ここでは写真を中心に外観デザインや特徴的な機能に触れた様子をお伝えする。なお、基本的な仕様は発表時の記事を参照していただきたい。
外観ではまず、金属製フレームを採用したことが大きな特徴で、プロモーションカラーのゴールドはゴージャスな雰囲気に仕上がっている。アルミを使用するフレームは研磨された面と、ダイヤカットによるツヤのある面で構成され、着色はアルマイト処理による染色を2回行うダブルアルマイト処理が施されている。背面パネルはカラーにより質感が異なり、特にブラックはラバーのようなマットな質感に仕上がっている。
なお、金属製フレームを採用した関係で、端末を手に持つとセンサーが検知する「グリップマジック」には非対応となっている。
標準搭載のカメラアプリ「SHカメラ」の中から選択できる機能では、新たに全天球撮影機能「Photo Sphere」が搭載される。ガイドにしたがって周囲を撮影すれば上下左右ともに360度を撮影した1枚の画像を作成できる。また、ほかの人が撮影したパノラマ写真を表示する場合では、端末の9軸センサーと連携し、本体を向けた方向と画面の表示が連動。パノラマ撮影をした現場が周囲に擬似的に再現されるような楽しみ方ができる。
同じく「SHカメラ」では、ファインダー画面で情報を検索できる「検索ファインダー」が追加される。ファインダーに写っている文字をタッチ操作でなぞれば検索を行えるというもので、画面が切り替わることなく検索結果がファインダー画面上に表示されていく。
このほかにも、露出を変えた画像を合成して最適な写りにするHDR撮影は「リアルタイムHDR」に対応し、ファインダー上でリアルタイムに効果を確認可能。撮影も1枚で済むため、動く被写体でも利用できる。
大画面を利用しやすくするため、画面全体を一時的に縮小表示する「ワンハンドアシスト」機能を搭載する。ホームボタンから指をスワイプさせると「ワンハンドアシスト」モードに移行でき、画面全体が右下に縮小表示され、片手でも操作しやすくなる。縮小した画面は左下に場所を切り替えることも可能。
ホーム画面は「FEEL UX」として従来の思想を継承しつつ、具体的なユーザーインターフェイス(UI)はAndroid標準のものにやや近づけられた。「デスクトップ」「アプリ」の2つの画面が基本となり、デスクトップではショートカットなどを自由に配置可能。「アプリ」はアプリ一覧で、上下スクロールは画面単位で遷移するようになっている。