京セラ、法人向けタブレット「DIGNO Tab2 5G」発表、ドコモショップでも販売

　京セラは、法人向けのSIMフリータブレット「DIGNO Tab2 5G KC-T306」を2025年3月以降に発売する。

　通信事業者では、NTTドコモが全国のドコモショップなどのドコモ取扱店で販売する。NTTドコモでの取扱を開始した後に、SIMフリーモデルとして京セラが販路を拡大するという。なお、ドコモオンラインショップでの販売は未定。

　製品の特徴は、マイナンバーカードや交通系ICカード、クレジットカードのタッチ決済などを本体前面のNFCアンテナエリアにかざして読み取りできる。外付けリーダーが不要なため、導入および管理コストを低減できるという。

　フロントカメラはオートフォーカスに対応しており、QRコード決済やバーコードの読み取りがしやすい。

　IPX5/IPX8の防水、IP6Xの防じん性能のほか、75cmの高さからの落下を想定した落下試験をクリアするなど高耐久仕様。ハンドソープやアルコール除菌シートでの手入れも可能。バッテリーを満充電しないことで負荷を軽減し、電池寿命を長持ちさせるバッテリーケアモードを搭載し、これらの特徴により頑丈で長期間使える製品として設計されている。

　手袋をしたままでも操作できる「グローブタッチ」や、濡れた手でも操作できる「ウェットタッチ」など、現場作業に役立つ機能にも対応する。また、本体が不調の際には、デバイス故障診断機能を実行すると、内蔵部品に異常が無いかを簡易的に調査できる。

　OSバージョンアップは最大2回まで、定期的にセキュリティアップデートが行われる。生体認証は、顔認証と指紋認証の2種類に対応する。