ニュース

楽天とサイエンスアーツが資本業務提携

 楽天グループとサイエンスアーツは資本業務提携を締結した。あわせて楽天モバイルとサイエンスアーツは、両社の商材をセットで提供することを強化すべく業務提携を結んだ。

 サイエンスアーツでは、トランシーバーのような機能や文字起こしなどを備える「Buddycom(バディコム)」を提供する。楽天モバイルは、法人向けソリューションとして2024年1月に「Buddycom」の提供を開始しており、楽天トラベルを介して宿泊施設向けに「楽天モバイルBuddycomセット」を販売している。

左から三木谷 浩史氏(楽天 代表取締役会長兼社長)と平岡 秀一氏(サイエンスアーツ 代表取締役社長)

 宿泊施設のフロント業務や飲食部門のスタッフなどにとって利便性が高いというBuddycomをさらに進化させるべく、共同開発も進められる。

 楽天は今回の資本業務提携により、サイエンスアーツへ第三者割当増資として約4億3400万円を出資。これにより議決権ベースで、10.17%の出資となる。

 なお、サイエンスアーツでは、同日、JVCケンウッドともIP無線領域における共同開発やグローバルでの販売協業に向け、JVCケンウッドと資本業務提携契約を締結している。