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ChatGPT、ユーザーの環境や好みに合わせた前提条件が設定可能に

プログラミング言語で「Python以外で」、レストラン検索を「東京都内で」など

 OpenAIは、ChatGPTで、ユーザーの好みや環境に合わせて設定をカスタマイズする「custom instructions」機能を追加した。

 この機能は、ユーザーの前提条件にあわせてChatGPTが生成する内容をカスタマイズするもので、一例として授業計画を作成する際に「3年生の理科の学習を終えていること」を設定したり、プログラミングコードを出力する際に「Python以外のコードで」としたり、実環境や好みにあわせて前提条件を指定できる。

 「costom instructions」は、プラグインにも有効で、例えば条件に合うレストランをリストアップする際に、対象とする都市を設定できる。

 まずは有料プラン「ChatGPT Plus」向けにβ版としてリリースされ、今後数週間で全てのユーザーが利用できるようになる。β版として提供中は特に、ChatGPTがこの機能による設定を見落としたり、意図しない内容を適用してしまうことがあるという。

 使い方は、ChatGPTのWebサイト上でユーザー名を選択したあと、Seeing>Beta features>Custom instructionsの手順で設定できる。iOSアプリでは、Settings>New Features>Custom instructionsを有効にすると設定できる。

 ChatGPTのWebサイトによると、この機能は英国およびEUでは利用できない。