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中部地区の「auひかりマンション」事業、KDDI子会社のCTCへ承継

 KDDIは、中部地区(愛知県、岐阜県、静岡県)におけるマンション向け固定通信サービス「auひかりマンション」の「au one net」事業を分割し、連結子会社の中部テレコミュニケーションに承継する。

 KDDIの事業分割および承継は、1月13日に開催された同社および中部テレコミュニケーションの取締役会でそれぞれ決議された。分割契約は2月3日に締結予定で、効力は4月1日に発生する予定。

 KDDIによると、この会社分割は、会社法第784条第2項に規定する簡易分割であるため、承認に係る株主総会は開催しない方針という。

 KDDIは会社分割の対価として、中部テレコミュニケーションの株式4万8732株の交付を受ける予定。KDDIは、分割による新株予約権や新株予約権付社債の発行は行わないほか、資本金の増減はない。

 承継に伴い、2023年4月1日より中部エリアの「auひかり(au one net)」は、中部テレコミュニケーションが提供する「auひかり(コミュファnet)」に変更される。既存の契約者は特段の手続きなしで、同料金でサービスを継続利用できる。

 なお、中部エリアの「auひかり(au one net)」のうち、電話・テレビ・メールサービスなどの各種オプションサービスについては、一部を除いて引き続きKDDIが提供する。