シャオミが「Xiaomi 12T」シリーズを発表、「Xiaomi 12T Pro」は2億画素のカメラを搭載

　シャオミ（Xiaomi）は、Androidスマートフォンの新製品「Xiaomi 12T」シリーズを発表した。「Xiaomi 12T」「Xiaomi 12T Pro」の2モデル展開となる。

　価格は、「Xiaomi 12T」が599ユーロ（約8万6000円）～、「Xiaomi 12T Pro」が749ユーロ（約10万7000円）～。日本での販売予定は明らかになっていない。

2億画素のカメラ

　「Xiaomi 12T Pro」は、200MP（2億画素）のカメラを搭載。センサーサイズは1/1.22インチと大型で、OISもサポートする。

　ハードウェアとしてのカメラ性能を最大限活用するために、ソフトウェアでは「200MP Xiaomi Pro Cut」などが用意される。

　AI（人工知能）を活用する「200MP Xiaomi Pro Cut」では、写真に写った余計な被写体を、手軽に除去できる。

　また、モーショントラッキングなどを活用して被写体に焦点を合わせ続ける動画撮影機能「Xiaomi ProFocus」や、夜でも美しく撮影できる「Xiaomi Mega Nights」をサポートする。

　「Xiaomi Mega Nights」の実現には、16のピクセルを1つにまとめるピクセルビニングも寄与しているという。発表会では、「Xiaomi 12T Pro」で撮影されたショートムービーが投影され、「映画を撮影できるレベル」とアピールされた。

パフォーマンス

　チップセットは、「Xiaomi 12T Pro」がクアルコム（Qualcomm）の「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載。一方、「Xiaomi 12T」はメディアテック（MediaTek）の「Dimensity 8100-Ultra」を搭載する。

　本体の冷却性能が向上し、熱を抑えてパフォーマンスを維持する。メモリーとストレージの構成は、「Xiaomi 12T Pro」が8GB+128GB、8GB+256GB、12GB+256GBの3種類。「Xiaomi 12T」は、8GB+128GBと8GB+256GBの2種類。

バッテリー

　「Xiaomi 12T」シリーズは、5000mAhのバッテリーを搭載する。「Xiaomi 12T Pro」は1回の充電で13.5時間のバッテリー持ちを実現するという。

　急速充電として、120Wの急速充電に対応。わずか19分間でフル充電できるとアピールされた。

ディスプレイとオーディオ

　「Xiaomi 12T」シリーズのディスプレイの大きさは、約6.67インチ。「クリスタル（水晶）のような解像度を実現する」という意味を持つ新開発のディスプレイ「CrystalRes AMOLEDディスプレイ」が採用されている。

　解像度は2712×1220だが、消費電力はFHD+（1080+）のディスプレイとほとんど変わらないという。

　680億色以上の色表現や、120Hzのリフレッシュレートもサポート。ディスプレイの中央上部に、インカメラが位置している。

　オーディオ面では、「Xiaomi 12T」シリーズはデュアルスピーカーを搭載している。

本体カラーや主な仕様など

　本体のカラーは、ブラック、シルバー、ブルーの3種類が用意される。

　価格は、「Xiaomi 12T」が599ユーロ（約8万6000円）～、「Xiaomi 12T Pro」が749ユーロ（約10万7000円）～、欧州の携帯電話会社などで展開される。3回のAndroid OSアップデートと、4年間のセキュリティパッチの適用が保証される。