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アップル「WatchOS 8」を提供開始、睡眠中の呼吸数などサポート
2021年9月21日 13:22
米アップル（Apple）は21日、「WatchOS 8」の提供を開始した。ワークアウトなど健康面の機能強化などが実施されている。「Apple Watch Series 3」以降のApple Watchで利用できる。
太極拳などが追加、自転車では自力かアシストかを検知
ワークアウトには、新しく「太極拳」と「ピラティス」に対応した。心拍数のモニタリングやモーションアルゴリズムにより、ユーザーに正確なカロリー指標を提供するという。
サイクリスト向けには、ユーザーが自転車に乗り始めたことを検知し、ワークアウトが開始されていない場合ワークアウト開始を提案する。
また、ユーザーが自転車を「自力で漕いでいる」か、「アシスト機能を使って走行している」かを性格に判断できるようサイクリングワークアウトアルゴリズムを更新した。これにより、E-BIKEに乗っているときのアクティブカロリーをより正確に測定できるようになったとしている。
Apple Watch本体やBluetoothヘッドホンを使った音声フィードバックでは、ワークアウトのマイルストーンやアクティビティリングの状態を音声で自動的に通知され、アクティビティに集中できるように改善されている。
転倒検知の最適化
「WatchOS 8」では、サイクリング中などワークアウト中の転倒検知について、ワークアウト特有の動きや衝撃を検知できるよう、転倒検知アルゴリズムが最適化されている。
また、マインドフルネスアプリ「Breathe」では、新しいセッションや機能強化が図られている。
睡眠モニタリング機能の強化
睡眠モニタリング機能について、これまでの睡眠時間や心拍数、血中酸素に加え睡眠時の呼吸数を記録できるようになった。
「集中モード」で通知を抑止
ユーザーが現在行っている内容を検知し、ほかのユーザーやアプリからの通知をフィルタリングできる「集中モード」を搭載する。
設定は、iOSやiPad OS、macOSで設定された内容を自動で同期する。
このほかの新機能など
- ホームアプリ
デザインの更新、部屋ごとのコントロール機能、HomeKit対応カメラの映像確認機能など - 写真アプリ
「メモリー」や「おすすめの写真」を同期 - タイマー
タイマーに特定のラベルをつけられる機能 - 新しい「連絡先」アプリの登場
- ハンドジェスチャー
簡単なハンドジェスチャーに対応し、片手で操作できる - 「探す」アプリ
AirTagやサードパーティ製アイテム、紛失したAppleデバイスの捜索 - 「Wallet」に車のキーが登場
Series 7では、車に近づくとキーが検知し通知する - 「メッセージ」アプリがGIFに対応
WatchOS 8は、「Apple Watch Series 3」、「Apple Watch Series 4」、「Apple Watch Series 5」、「Apple Watch SE」、「Apple Watch Series 6」、「Apple Watch Series 7」で利用できる。