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28日夜に埼玉県で約12万軒の停電、携帯電話サービスに影響なし

知っておきたいスマホの節電設定

 28日20時半ごろから、埼玉県内で最大約12万軒に及ぶ停電が発生した。復旧作業により、29日0時半ごろには約4万5000軒、1時時点で約1840軒、1時4分には復旧となった。

 携帯電話各社のサービスに影響は出ておらず、各社のWebサイトにも障害情報は掲出されていない。携帯各社広報も影響なしとしている。

基地局には電源が用意された場所も

 2011年の東日本大震災以降、携帯各社の基地局の多くには、バッテリーや発電機などの電源装置が導入された。これにより、ある程度まで、外部から電力が供給されずとも通信サービスを提供できる。

 もし一部の基地局が停電によりストップしたとしても、まだ稼働している周囲の基地局で調整して、不通エリアがでないようカバーされることも多い。

スマホの節電も

 停電でも通信サービスは利用できる場面が多いとはいえ、気になるのは携帯電話、スマートフォン自体のバッテリーだ。

 そうしたときに活用したいのがスマートフォンの節電機能だ。

 iPhoneでは「設定」→「バッテリー」→「低電力モード」、Androidでは電源キーの長押し、あるいは通知バーから「バッテリーセーバー」など低消費電力のモードを選ぶ。

 あわせて、ディスプレイの明るさをできるだけ暗くし、ダークモードに設定しておくのもおすすめだ。

 宅内のWi-Fiルーターが停電で動作しなくなった場合、通信量を抑えたいならば、iPhoneでは設定の「モバイル通信」→「通信のオプション」→「データモード」→「省データモード」、Androidならば通知バーや設定メニューにある「データセーバー」を選ぶ。なお、機内モードにすると緊急地震速報などの緊急速報を受信できなくなるので、ご注意いただきたい。