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大規模停電時にスマホのバッテリーをもたせる方法

 北海道胆振(いぶり)地方中東部で発生した地震の影響により、北海道全域で大規模な停電が発生している。長時間にわたってスマートフォンを充電できない可能性があるため、KDDIでは、復旧までの間、バッテリーをもたせる方法を案内している。

 具体的な方法は以下の通り。

(1) スマートフォンのディスプレイの明るさを暗く設定する。画面の自動オフ(消灯)までの時間を短くする。

(2) 「緊急時長持ちモード」「緊急省電力モード」「非常用節電モード」といったモードに切り替える。

(3) 通信状態が悪くなった場合は「機内モード」に設定し、通信のための消費電力を抑える。

KDDIが案内しているスマートフォンのバッテリーをもたせる方法

 なお、電力会社から電力の供給がストップした場合も携帯電話会社の基地局設備は非常用電源で動作しており、数時間から数日程度は稼働できるようになっている。このため、通信を行う光ケーブルなどの伝送路が断たれていなければ、しばらくは通信できる。

 ただし、停電が長期間にわたり発生し、非常用電源のバッテリーや燃料が切れた場合は、基地局がダウンしてしまう。現時点で通信できても、しばらくして通信できなくなる場所が出てくる可能性があるため、被災地のユーザーには通信できるタイミングで災害用伝言板等を活用することをおすすめしたい。