ソフトバンクG、唾液PCR検査を個人向けに提供開始

　ソフトバンクのグループ会社であるヘルスケアテクノロジーズとSB新型コロナウイルス検査センターは、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を踏まえ、個人向け唾液PCR検査サービス「HELPO PCR検査パッケージ」の提供を2月3日から共同で開始すると発表した。

　同サービスの申込受付期間は、2月3日～5月末。受付終了時期は新型コロナウイルス感染症拡大の状況に応じて、変更する可能性がある。

　利用者は自分自身で検体を採取して、所定の方法で検査センターへ送ることで検査を受けられる。検体採取日などの各種登録や結果の確認は、ヘルスケアテクノロジーズが提供するオンライン健康医療相談サービス 「HELPO（ヘルポ）」 のアプリから行う。

　なお、検査結果は、最短で検査センターに検体が到着した当日、または翌日以降に通知される。検査センターの混雑状況により結果の通知が遅くなる場合があるため、余裕を持った申し込みを推奨している。

　さらに、「HELPO」のオンライン健康医療相談サービスなどを6月末まで無料で利用可能。

　例えば検査結果が「陰性」であった後も、健康に関する不安があれば、「HELPO」のアプリからチャット形式で医師・看護師・薬剤師に24時間365日相談することができる。

「HELPO PCR検査パッケージ」

　内容は、唾液PCR検体採取キットとオンライン健康医療相談、病院検索、一般用医薬品のECサイト「ヘルスモール」を含む「HELPO」の各サービス。

　申込受付期間は2月3日～5月末で、サービス提供期間は2月3日～6月末。

　同サービスの対象として、ヘルスケアテクノロジーズまたはSB新型コロナウイルス検査センターが提携する医療機関がある、北海道、茨城県、栃木県、東京都、神奈川県、福岡県在住の住民が推奨されている。

　上記以外の地域に在住の場合も申し込み可能だが（沖縄・離島は除く）、「陽性疑い」の結果が出た場合に相談できる医療機関を自身で事前に確認しておく必要がある。

　また、無症状の場合や濃厚接触者に該当しない場合、医療機関から陽性と診断されていない利用者を対象としている。感染が疑われる症状がある場合や、濃厚接触者の疑いがある場合は、医療機関での検査や医師の診断を受けることが推奨されている。

　価格は検査代2000円（税抜）と、配送・梱包資材費などを合わせた金額となる。たとえば1人用の場合、検査代2000円と配送・梱包資材費など3500円、あわせて5500円かかる。2人用は計1万円（1人あたり5000円）、3人用は計1万3500円（1人あたり4500円）となる。

1人当たりの価格の内訳

〇利用方法
　ウェブサイトから申し込みをし、唾液PCR検体採取キットの到着後、「HELPO」アプリをスマートフォンにインストールして、必要事項や検体採取日などを登録。手順に沿って検体を採取して、所定の方法で検査センターへ返送する。その後「HELPO」アプリで検査結果の通知を確認することができる。検査結果は、最短で検査センターに検体が到着した当日、または翌日以降に通知される。

　本サービスの検査結果は、「陽性疑い」と「陰性」の2種類。「陽性疑い」の場合は、診療や再検査が可能な提携医療機関の案内などを「HELPO」アプリで受けられる。

　また、「陰性」の場合でも、「HELPO」のオンライン健康医療相談サービスで健康に関する不安などが相談できるため、継続的なサポートを受けることが可能。