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【今日は何の日?】2012年7月20日は「ARROWS X F-10D」「ARROWS Z ISW13F」の発売日

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

「ARROWS X F-10D」「ARROWS Z ISW13F」発売(2012年)

「ARROWS X F-10D」

 8年前(2012年)の今日、ドコモは富士通製の「ARROWS X F-10D」を発売し、auは富士通モバイルコミュニケーションズ(現富士通コネクテッドテクノロジーズ)製の「ARROWS Z ISW13F」を一部地域で発売しました。

 2機種ともにチップセットは自作パソコンユーザー以外にはあまり馴染みがなかったエヌビディアの「Tegra 3」を採用。当時はまだ珍しいクアッドコアのCPUに加え、5個目のCPUとして低消費電力で駆動する「コンパニオン・コア」が搭載されており、従来のモデルよりも省電力・高スペックをうたうものでした。

 基本的な性能は両機種ともに同等で、約1300万画素のカメラを搭載し、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、防水・防塵にも対応し、“All in one ハイスペック防水スマートフォン”をキャッチフレーズとしてハイスペックをアピールするものとなっていました。なお、F-10Dは「Xi」とワイヤレス充電に対応し、ISW13Fは「+WiMAX」対応でワイヤレス充電には非対応という点で違いがありました。

「ARROWS Z ISW13F」

 2012年頃までの国内スマートフォン市場は、各メーカーが多様な新機種を続々と発表するかなり“アツ”い時代だったことを思い出します。富士通グループのスマートフォンに関して言えば、2020年4月に富士通コネクテッドテクノロジーズはクアルコムと協業して5Gスマートフォンのリファレンスデザインを開発するなど、当時富士通製スマートフォンを実際に使用したユーザー(筆者含む)から「一体何が起こったのか」という驚きの声が挙がるほどの進化を遂げているため、今後のメインストリームとしての活躍も大きく期待できそうです。