スマホの画面に定期券を表示、JR東日本が「スマホ定期券」のモニタリングを実施

　JR東日本は、Suica未導入地域でもスマートフォンで定期券を購入できる「スマホ定期券」のモニタリングを実施する。期間は2019年9月1日～2020年3月31日。

　「スマホ定期券」は、定期券購入のために駅の窓口に行くことなく、スマートフォン上から定期券を購入できるサービス。画面に定期券を映し、スマートフォン自体を定期券として利用するため、あらためて駅での手続きは不要で、Suica未導入地域の秋田や山形などでも、定期券を購入するために駅に行く必要がなくなる。

　利用時は、定期券を表示した画面を駅員に直接見せる。定期券の表示中はアニメーションが動作しスクリーンショットによる不正を防止する。また、画面の録画を検知すると、画面に「録画中」と表示され、不正利用を防止する。

　購入には、ウェルネットが提供するバス定期券などを購入できるアプリ「バスモリ！」を使用する。支払いはクレジットカード払いやコンビニ払いなど複数の選択肢がある。

　対象区間は、水郡線 矢祭山～磐城守山間、奥羽本線 大石田～真室川間、陸羽東線 新庄～最上間、陸羽西線 新庄～古口間、気仙沼線 BRT 柳津～気仙沼間、羽越本線 本楯～西目間、上越線 越後湯沢～浦佐間、小海線 清里～小諸間、飯山線 豊野～森宮野原間。また、モニタリング対象となるのは高校通学定期券のみ。