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「格安SIM」が1130万契約、楽天がシェア1位に - 総務省がデータ公開

 総務省は、平成29年度第4四半期(2018年3月末)の電気通信サービスの契約数およびシェアなどのデータを公開した。

移動系通信の契約数推移

 携帯電話、PHS、BWA(Broadband Wireless Access)の契約数は1億7357万件(前期比+1.5%、前年同期比+3.4%)、このうち携帯電話の契約数は1億7009万件(前期比+1.7%、前年同期比+4.1%)となった。

 通信方式別の契約数では、4G LTEが1億2073万件(前期比+5.0%、前年同期比+17.3%)で、携帯電話の契約数に占める割合では70.9%(前期比+2.3ポイント、前年同期比+8.0ポイント)に。BWAが5823万件(前期比+5.0%、前年同期比+21.6%)、減少が続くPHSの契約数は260万件(前期比-6.9%、前年同期比-22.6%)となった。

通信方式別の契約数推移(LTE/3G/BWA/PHS)

 グループ単位での事業者別シェアでは、NTTドコモが38.7%(前期比-0.4ポイント、前年同期比-1.2ポイント)、ドコモ系MVNOが5.3%、KDDIグループが27.6%(前期比+0.4ポイント、前年同期比+0.9ポイント)、KDDI系MVNOが2.8%、ソフトバンクグループが23.1%(前期比-0.3ポイント、前年同期比-0.8ポイント)、ソフトバンク系MVNOが2.4%となった。

移動系通信の契約数における事業者別シェアの推移(グループ別)

 MVNOサービスの契約数は1840万件(前期比+4.3%、前年同期比+16.0%)となった。移動系通信の契約に占める割合は約10.6%。

 契約数が3万件以上のMVNOサービスの区分別契約数では、「格安SIM」と呼ばれるサービスを含むSIMカード型が1130万(前期比+4.0%、前年同期比+26.8%)、通信モジュールが482万件(前期比+3.4%、前年同期比+14.4%)となった。

MVNOサービスの区分別契約数推移

 SIMカード型の契約数における事業者別シェアでは、楽天が最も高く15.5%(前期比+0.1ポイント)、次いでインターネットイニシアティブ(IIJ)が14.6%(前期比+0.5ポイント)、NTTコミュニケーションズ(OCN モバイル ONE)が11.7%(前期比-0.1ポイント)、ケイ・オプティコム(mineo)が10.1%(前期比+0.8ポイント)、ビッグローブ(BIGLOBEモバイル)が5.2%(前期比+0.3ポイント)となった。

 MNOから直接回線の提供をうける一次MVNOサービスの事業者は444者(前期比+41者、前年同期比+128者)となった。また、二次以降のMVNOサービス事業者数は442者(前期比+28者、前年同期比+74者)となった。いずれの数値も、MNOであるMVNOを除いて集計している。

MVNOサービスの事業者数推移