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MMDLabo、中学・高校1年生のスマホ利用実態調査

フィルタリングの正しい知識は正解率低調、加入状況は「わからない」も多数

 MMDLaboは、オンライン学習塾の「アオイゼミ」と共同で、中学1年生と高校1年生を対象にしたスマートフォン利用実態調査を実施し、調査結果を発表した。調査は、中学・高校に新入学する男女計638名を対象、4月2日~4月8日に実施されたもの。

調査結果

 携帯電話およびスマートフォン利用に関する質問では、中学1年生の71.7%、高校1年生の94.4%がスマートフォンを利用中と回答した。

携帯電話およびスマートフォン利用率

 OS別に見ると、中学1年生では61.6%がAndroidスマートフォンを、38.4%がiPhoneを使っている。高校1年生ではiPhoneの比率が62.4%に高まり、Androidスマートフォンは37.6%に減少する。

OS別スマートフォンのシェア

 フィルタリングサービスへの加入状況は、中学1年生ではわからないが66.7%で最多、加入しているとした回答は22.6%、加入していないが10.8%。

 高校1年生では、わからないが45.2%に減少し、フィルタリングサービスに加入しているという回答が35.5%だが、フィルタリングサービス未加入も19.4%あった。

フィルタリングサービスの加入状況

 フィルタリング関連の知識を問う質問では、個別の質問に対する正解率が低調なほか、フィルタリングが何かわからない、知っている内容がないとする割合が高く、18歳未満の携帯電話・スマートフォン利用者に対してフィルタリングサービス加入を原則義務付けるルールなどが正しく理解されていない結果となった。

フィルタリング機能に関する法律について

 勉強時のスマートフォン利用意向は、中学1年生では「以前は使っていなかったが、今後は使うと思う。」が44.2%で最多、高校1年生では「以前から使っていて、今後も同じぐらい使うと思う。」が30.1%で最多となった。

勉強時のスマートフォン利用意向

 勉強時のスマートフォン活用方法では、中学1年生は勉強中に音楽を聴く、またYouTubeなどの動画で授業を見るが36.7%で最多、高校1年生では英単語や言葉の意味を検索するが44.6%で1位、勉強中に音楽を聴く、学習時間を管理するアプリを使うが39.6%で同率2位。

勉強時のスマートフォン活用法

 MMDLaboでは、同調査の調査結果を6万円(税別)で販売している。