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スマホで作って、スマホで見せるラベルプリンター「P-TOUCH CUBE PT-P710BT」
2018年1月30日 16:22
ブラザー販売は、スマートフォン対応のラベルプリンター「P-TOUCH CUBE PT-P710BT」を2月中旬に発売する。価格は1万2500円前後(税抜)。
「P-TOUCH CUBE」は、スマートフォンアプリでラベルシールを作成できるプリンター。整理用やショップ用など、6ジャンルのラベルテンプレートを用意。アプリで完成イメージを見ながらラベルをデザインできる。
新機能として、写真や動画、URLをQRコードで印刷する「シェアラベル」が追加された。シェアラベルでは、アプリからクラウドストレージ「Dropbox」に写真・動画を自動でアップロード。そのURLをQRコードとして印刷する。1枚単位で手軽に作成できる。なお、アップロード先はユーザーのDropboxストレージ内で、初期設定ではURLを知っているユーザー全員に公開する設定になっている。公開範囲を限定したい場合は、Dropboxの管理画面から変更できる。
印刷できるラベル幅は従来の最大12mmから24mmに拡大。ショップやカフェ向けに、店舗ロゴなども入れられるラベルテンプレート「ショップラベル」が新たに追加された。従来のテンプレート「整理収納」「書類整理」「ネーミング」「ギフトラベル」も引き続き搭載する。
文具王が監修した「シェアラベル」
シェアラベル機能は、「文具王」として知られる高畑正幸氏が監修している。発表会では高畑氏が登壇し、シェアラベルの機能を紹介した。
高畑氏は、「情報をアップ、写真を紐付け、ラベルのデザイン、プリントアウトまでワンストップで行って、今欲しいラベルを今作れる」と、シェアラベルの特徴を紹介。発想次第でさまざまな使い方ができるとして、その一例を紹介した。
例えばオフィスでは、機器の説明書を撮影し、QR付きラベルで貼り付けておけば、必要な時に参照できる。雑貨店などでは、商品説明のURLを自前でデザインできる。撮影したものをすぐにラベルにできるので、結婚式のおみやげに、当日撮影したお礼の動画を貼り付けといったようにも使えるという。
「P-TOUCH CUBE PT-P710BT」主な仕様
カセット式の専用テープを取り付けて使用する。対応テープ幅は6mm~24mm。印字方式は熱転写式。自動テープカット機能を備える。
スマートフォンとはBluetoothで連携。パソコン(Windows/Mac)にも対応し、専用のラベルデザインアプリが用意される。充電・パソコンとの接続用にmicroUSBポートを備える。
電源はリチウムイオン電池を搭載。スマートフォン向けのUSB-ACアダプターやモバイルバッテリーからの給電で動作する。大きさは約128✕67✕128mmで、重さは約580g。
テープカセットは1本1200円~。白や透明、単色などのシンプルなデザインのほか、金地、キャラクター柄、リボン素材などのバリエーションがある。