ニュース

「Qua tab QZ10/8」、8インチと10インチのタブレット

 スマートフォンやタブレットの初心者に向けたauオリジナルブランド「Qua」シリーズの新製品として、自宅での利用を想定した10インチタブレット「Qua tab QZ(キュアタブ キューゼット)10」と持ち運びやすい8インチタブレット「Qua tab QZ8」が発売される。

 「Qua tab QZ10」の発売は2月下旬。一括4万8600円、「毎月割」や店頭の施策を適用した後の実質負担額は1万800円となる見込み。「Qua tab QZ8」は1月下旬の発売で、価格は一括4万3200円、同様の実質負担額は5400円となる見込み。

 同時に発表された「Qua phone QZ」と同じく、持っていて楽しくなるような感覚を持てる色合いとデザインに仕上げられた。文具メーカーのデルフォニックスと協力し、人気のメモ帳「Rollbahn(ロルバーン)」とコラボレーションしたフリップケースが用意される。前世代モデル「Qua tab PZ」「Qua tab PX」はLGエレクトロニクス製だったが、今回の「Qua tab QZ8/10」は京セラが製造を担当する。

10インチのQua tab QZ10

 「Qua tab QZ10(KYT33)」は、約10.1インチ、WUXGA(1920×1200)サイズのディスプレイを搭載するAndroid7.1タブレット。テレビ(ワンセグ・フルセグ)に対応し、外部メモリへ最大32時間のフルセグでの録画をサポート。さらに前面の両サイドにステレオスピーカーを備え、動画視聴時に、好きな場所でいつでも、より迫力のある音でテレビ番組を楽しめる。

 「Qua tab QZ10」は主にリビングやキッチンなどでの利用を想定したタブレットで、オフホワイト、ボルドー、オリーブブラックという、インテリアに調和する落ち着いたカラーバリエーションが採用されている。

 10インチの「Qua tab QZ10」だけの機能として、充電中に置き時計やフォトフレームとして利用する「Info Clock」を搭載。写真立てのように置ける卓上スタンドも同梱されている。

クックプラス

 レシピを検索、表示しつつ、タイマーやYouTube、音楽を利用できる「クックプラス」を用意。ホーム画面のアイコンを起動すると、Chromeのレシピ検索画面と時計アプリなどを左右で同時に開ける。「クックプラス」は、Androidのマルチウィンドウ機能を活用した機能で、右側の画面で開くアプリは、タイマーやYouTubeアプリ以外にも、マルチタスク対応のアプリを自由に設定できる。

 温水防水に対応し、キッチンやお風呂などで、濡れた手でも操作できる。IPX5/8相当の防水、IP5X相当の防塵をサポートする。

 家庭での利用に向けた機能として「子どもロック」も搭載。1つだけのアプリだけを開いた状態で固定したり、アプリの利用時間を設定したりできる。

 2016年発売の前モデル「Qua tab PZ」から、基本スペックを強化。メモリーは2GB→3GB、ストレージは16GB→32GBに増強されている。チップセットも同クラスで1世代進んだ「Snapdragon 625 MSM8953」(2.0GHz駆動、オクタコア)を搭載する。1300万画素の背面カメラを搭載。インカメラは500万画素となっている。

 大きさは約259×168×8.6mm(暫定値)。重さは測定中。OSはAndroid 7.1。7000mAhのバッテリーを搭載する。4G LTE(キャリアアグリゲーション対応)をWiMAX 2+サポートし、下り最大225Mbps、上り最大37.5Mbpsのモバイル通信に対応。Bluetooth 4.2、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac)をサポートする。なお、通話機能、おサイフケータイ、NFC、赤外線通信は非対応となる。

 「Qua tab QZ10」対応のRollbahnフラップケースは、「au +1 colleciton」で5500円(税抜)で販売される。

8インチのQua tab QZ8

 一方、8インチで同じくWUXGAサイズのディスプレイを搭載するAndroid 7.1タブレット「Qua tab QZ8(KYT32)」は、持ち運んで使うシーンを想定し、チョコミント、オフホワイト、モカブラックというポップなカラーを採用。なかでもチョコミントは「Qua phone QZ」と共通のカラーとなっている。

 大容量の5200mAhのバッテリーを内蔵しており、USBケーブルでスマートフォンを繋げば、モバイルバッテリーのようにスマートフォンへ給電できる(Qua tab QZ10も対応)。

 10インチの「Qua tab QZ10」との違いとして「Qua tab QZ8」はテレビ非対応。またLTE対応ながらキャリアアグリゲーションは非対応となる。「Info Clock」機能は搭載しないが、「クックプラス」や「子どもロック」など、その他の機能は「Qua tab QZ10」と共通になっている。

 チップセットは「Snapdragon 430 MSM8937」(1.4GHz駆動×4+1.1GHz駆動×4のオクタコア)。メモリは3GB、ストレージは32GB。背面カメラは1300万画素、インカメラは500万画素。

 IPX5/8相当の防水、IP5X相当の防塵対応で、温水防水もサポート。おサイフケータイ/NFCや赤外線は利用できない。大きさは約126×214×8.3mm、重さは約325g。

 「Qua tab QZ8」対応のRollbahnフラップケースは、「au +1 colleciton」で4600円(税抜)で販売される。