ニュース
シャープの「ロボホン」が手話を理解できるように、NTTデータとアプリを開発
2017年11月8日 12:03
NTTデータとシャープ、NTTデータSBCは、コミュニケーションロボット「ロボホン」が手話を認識できるアプリを共同開発した。ロボホンに向かって手話をすると、その手話が意味する単語をしゃべったり、専用アプリ上でテキスト化したりできる。
実用化は今後で、今後は認識する内容の拡充を図る一方、手話学習の初心者が使ったり、聴覚障害者との間での簡単なやり取りといった用途が想定されている。
2016年5月に発売された「ロボホン」は、アプリを追加することで用途を拡大できる。法人での利用も進み、最近では企業の受付サポート、店頭での商品説明、子供のプログラミング学習などで活用されつつある。今回は、NTTデータ社内でのコンテストをきっかけに手話認識アプリが開発。NTTデータでは、商用サービスというよりも、社会貢献活動の一環として位置づけている。
ロボホンの目の前で手話をすると、ロボホン側で逐次写真を撮影。そのデータをクラウドへアップロード、その内容を認識してテキスト化するという流れ。クラウドではディープラーニングにより精度を向上させる。現在は日本語手話の単語1つ1つを認識しているが、今後は指だけでの手話、国際手話、単語ではなく文章での認識、認識速度のスピードアップなどを目標に開発が進められる。
【手話を認識する様子】