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他ホールの様子も見られるゴルフ場向け大会観戦アプリ、パナソニックが実験

 パナソニックは、競技場の内外に対応した観戦ソリューションとして、ゴルフ競技に対応した観戦・配信システムを開発した。4月20~23日に開催されるゴルフ競技大会「パナソニックオープン ゴルフチャンピオンシップ2017」「パナソニックオープンレディース2017」で実証実験が実施される。

 競技観戦ソリューションは、カメラで捉えた映像から選手の心拍数を計測し番組放送と連携させるなどの、放送・配信の視聴者向けのものから、競技場で観戦する人に向けたものまで多岐にわたる。またカメラや無線通信を活用した会場のセキュリティシステムも手掛ける。

 モバイル向けでは、競技場で観戦する人がスマートフォンやタブレットで中継映像を見られるように、マルチ動画配信システム「VOGO Sport」(ボゴ スポーツ)が整備される。同システムはパナソニック インフォメーションシステムズが日本で独占展開するもので、2月8日に概要が発表されている。

 ゴルフ大会は広いエリアで競技が同時進行するため、会場にいる観戦者が複数ホールの様子を確認することは難しいが、このマルチ動画配信システムではスマートフォンアプリにて、4チャンネルで中継映像を確認できる。アプリではリプレイ再生などの操作も可能になっている。パナソニックオープンの会場では「VOGO Sport」に対応したWi-Fiスポットが用意される。

「VOGO Sport」による会場内の観戦システム(イメージ)