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UNiCASE、大阪なんばの戎橋筋商店街に新店舗をオープン
2016年7月15日 19:04
CCCフロンティアは、同社が展開するスマートフォンアクセサリー専門店の新店舗「UNiCASE なんば戎橋」を7月15日にオープンした。
UNiCASEは全国各地に展開しており、大阪ではなんば戎橋店が4店舗目となる。立地としては「グリコサイン」や「かに道楽」がある場所のすぐそば、道頓堀からなんば方向に戎橋(えびすばし)筋を入ったすぐのところで、地元の人はもちろん、国内外の観光客も多い人気のエリアとなっている。
店舗は14坪ほどで、2フロアに分かれており、1階はiPhone 6/6s用アクセサリ、2階はiPhone 6 Plus/6s Plus用、iPhone 5/5s/SE用、iPad用アクセサリとキーボードやイヤホンなどの汎用アクセサリ、Android向けの汎用ケースなどが置かれている。
UNiCASEの現在の販売シェア的には、だいたいiPhone 6/6sが半分くらいとのことで、売場の面積もそれにあわせているという。デザイン別ではなく機種別なので、自分の持っている機種のアクセサリを探しやすくなっている。
メインの商材は各iPhone向けのケースで、UNiCASEオリジナル商品、有名メーカーの商品、CCCフロンティアが有名ブランドと共同で開発したコラボ商品などが並んでいる。
また、CCCフロンティアが今夏より展開するオリジナルの新ブランド「Mallow」(マロウ)も販売されている。Mallowは現時点ではなんば戎橋限定の先行販売となるが、準備が出来次第、他店舗やWebサイトでの販売も開始されるという。
Mallowは大人の女性が使うことを意識した落ち着いたデザインとなっている。価格はやや高めだが、常に持ち歩くアイテムにファッション性を求めたい人向けに展開していく。
現時点でのラインナップとしては、レザーデザインのケースがフリップタイプもしくはジャケットタイプの2種類、そしてデザインをあわせていて一緒に使いやすくなっているパスケースが用意されている。
このほかにもパステルレザー調デザインの製品もあり、こちらのフリップタイプは、フリップの裏側部分に手鏡がついている。
Mallowは比較的高価な部類に入るケースだが、それよりも高級なUNiCASEブランドのケースも展示されていた。そちらは蛇革(ダイヤモンドパイソン)、ワニ革(カイマン)、ダチョウ革(オーストリッチ)の3種類があり、それぞれ3万円以上と、それぞれの素材に見合った価格となっている。まるで高級革財布ような製品だが、スマホケースは財布よりも取りだして人に見られる機会が多いこともあり、「そこそこ買われている」製品だという。
なんば戎橋は新店舗ということもあり、さまざまな層に向けたさまざまな製品を取り扱っている。ケースとしても、ゼロハリバートンとコラボした金属製iPhoneケースや阪神タイガースのユニホームデザインのケース、防水・耐衝撃ケースなど、ほかではあまり見られない製品も扱われていた。
早くて正確なフィルム貼りサービスを体験
UNiCASEでは店舗が指定している画面保護フィルムについて、店頭で貼り付けるサービスも実施している。指定外のフィルムには対応できないが、iPhoneであれば光沢・アンチグレアのフィルム(いずれもパワーサポート製)と強化ガラス(ドラゴントレイル)、薄型ガラスなどから選ぶことができる。いずれもフィルム貼りサービス付きでもフィルム単体の価格とほぼ同等となっている。
また、店頭でのフィルム貼りサービスとしては珍しく、iPadのフィルム貼りにも対応しているのが、UNiCASEの特徴だ。画面の大きなiPadだと、ガラスでは重量があり、強度も確保しづらいことなどから、UNiCASEでは光沢とアンチグレアのフィルムを用意している。
今回の取材では特別に、なんば戎橋店の入戸麻美店長に「iPad mini 4」にフィルムを貼るデモを実施していただいたので、その様子をお届けしたい。
保護フィルムを購入すると、スタッフの手が空いていれば、すぐにフィルムの貼り付け作業が開始される。入戸店長が手慣れた手つきでパッケージを開け、中身を確認すると、まずiPad mini 4のディスプレイ面をきれいにする作業が開始される。クリーナー液と布を使って拭いたあと、セロハンテープで細かいチリを除去していく。
ディスプレイ面がきれいになったら、フィルム貼りが始まる。慎重に初期位置を決めて貼ると、またセロテープで細かいチリを除去しながら、丁寧に、しかし素早く貼っていく。ユーザー自身がやると、ここで位置決めに失敗して貼り直しが発生したりするが、入戸店長は一発で位置決めを成功させ、完成した状態を見ても、下辺とその逆のインカメラ(FaceTimeカメラ)周辺も、まったくズレが確認できないレベルだった。
フィルムが張り終わると、気泡を押し出していく。チリは丁寧に除去してあるので、押し出すだけで気泡はすぐになくなる。
最後に、フィルムを最初に貼った下辺をセロテープで引き上げ、その下のチリをセロテープで除去していく。こうして最初の位置決めのときにチリが入ったところをリカバリーする。
作業はだいたい10分弱で完了した。実は今回のデモは開店作業中にやっていただいた。慣れない場所で収納された道具を取り出しつつの作業だったので、その分、余計な作業が発生したように見えたが、それでも驚くべきスピードだった。入戸店長によると、これでもやや時間がかかった方だという。
UNiCASEでは入社後の研修で、各種ショップスタッフとしての作業に加え、このフィルム貼りも学ぶのだという。この研修期間は人によるようだが、だいたい1カ月に及ぶという。
ショップスタッフ全員がフィルム貼り技能を持っているわけではないが、フィルム貼りは必ず技能研修を受けたスタッフが行なっている。
入戸店長はこれまで、大阪地区のUNiCASE店舗でスタッフとして勤務してきた経験があり、店頭では1日に数十枚のフィルムを貼ることもあったとのこと。数え切れないほどのフィルムを貼った経験がある、いわばフィルム貼りの達人だ。
UNiCASEのフィルムの貼り付けサービスは、その精度と手軽さが口コミで広がり、来店するお客さんも多いとのことで、傷が付くと何度も貼り替えに来店するリピーターもいるという。
フィルム貼りサービスはUNiCASEの各店舗で行なわれている。いずれの店舗でも厳しい“フィルム貼り研修”を突破した達人が担当しているので、精度の高いフィルム貼りを求めている人は試してみることをおすすめしたい。