【IFA2014】

Acer、約2万円の5インチスマホ「Liquid Z500」を出展

 日本ではPCメーカーとしておなじみのAcerだが、海外ではスマートフォンも販売している。IFAに合わせて発表されたのが、メタルデザインを採用した「Liquid Z500」。「近いスペックの端末の中では、一段価格が安い」(説明員)というように、IFAが開催されているドイツでは149ユーロ(約2万円)で発売される見込みだ。

Acerのブースにはスマートフォンやタブレットが並ぶ

 ディスプレイは5インチで、解像度はHD。コントラスト比900対1のIPS液晶を採用する。背面には「Acer Rapid」と呼ばれるボタンを搭載。短押し、長押しにそれぞれアプリを割り当てることが可能で、どの状態からでも素早く起動できる。また、このボタンはカメラ撮影時にシャッターボタンとしても機能する。自分撮りをしている際に、背面にかけた指でシャッターを切るといった使い方が可能だ。

メタリックな質感の「Liquid Z500」
背面のボタンには、アプリを割り当てることが可能

 チップセットには1.3GHzのクアッドコアでメディアテック製。背面には8メガピクセルのカメラを搭載し、F値2.0と明るめのレンズを搭載する。OSには、Android 4.4を採用。

カメラは8メガピクセル。レンズがF2.0と明るいほか、暗所での撮影を強化する機能も搭載
カラーバリエーションにはシルバーも用意

 このほか、Acerのブースには、6月に台湾で開催された「Computex Taipei」で発表された、「Liquid Jade」が展示されていた。このモデルは「Liquid Z500よりやや高価格帯」(説明員)に位置づけられており、なだらかにカーブしたデザインが特徴。F値1.8、13メガピクセルカメラを搭載するなど、機能面もLiquid Z500より高くなっている。

丸みを帯びたデザインの「Liquid Jade」

石野 純也