「MCPC award 2010」のグランプリ候補が決定


 モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)は、業務におけるモバイルの普及促進を図って毎年開催している「MCPC award」のグランプリ候補を選出した。3月19日に最終プレゼンテーションを実施し、グランプリおよび総務大臣賞を決定する。

 今回は、応募25事例からグランプリ受賞候補5事例を選出した。グランプリ候補となった5事例については、3月19日に開催される「MCPC award 2010」で最終プレゼンテーションと最終審査を行い、グランプリ(大賞)、モバイルテクノロジー賞、モバイルビジネス賞、モバイルパブリック賞、およびモバイル中小企業賞を決定する。グランプリ(大賞)受賞者には、あわせて総務大臣賞が総務省より授与される。

 グランプリ候補に選ばれたのは、岡山県警察本部「警察統合情報システム(PITシステム)」、日本貨物鉄道株式会社「運転支援システム PRANETS」、日本コカ・コーラ株式会社「地域貢献型自販機システム」、富士通株式会社「CLEARSUREによるリモート消去PCシステム」、ロータス九州株式会社「自動車整備用モバイルスキャンツール『LOSSO-9/EagleCat ch』」の5事例。

 このほか、特別賞4事例、奨励賞8事例が選出された。

 「MCPC award」は、モバイルシステム導入により「業務効率化」、「業績向上」、「顧客満足度向上」、「社会貢献推進」、「先進的なモバイル活用」などの成果を上げた事例を選出・表彰し、モバイル利用の普及促進を図る目的で毎年開催されており、今回が8回目となる。

 MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム 会長:安田靖彦)は、業界の枠を越えてモバイルコンピューティングを普及促進することを目的とし、1997年に発足した任意団体。端末インターフェースガイドラインおよび、Bluetoothなど多数の標準化作業をはじめ、「セキュリティ対策ガイド」発行、「MCPCモバイルソリューションフェア」開催、「モバイルシステム技術検定」実施などの活動を行っている。MCPC加盟企業・団体は2010年1月25日現在、174社。



(工藤 ひろえ)

2010/3/4 06:00