【MCPCモバイルソリューションフェア2009】
ドコモ、WM6.5搭載法人向けスマートフォンなど展示
11月27日、都内でモバイルソリューションの展示会「MCPC モバイルソリューションフェア 2009」が開催された。本稿では、展示ブースの模様をお届けする。
NTTドコモのブースでは、Windows Mobile 6.5 Proを搭載した、ハンディターミナルとして使えるスマートフォン「H-21」が展示されていた。2010年3月にも発売される予定。
「H-21」は、二次元コードスキャナーなどを搭載し、ハンディターミナルとして使えるオプトエレクトロニクス製のビジネススマートフォン。FOMAハイスピード(HSPA対応)や無線LAN、Bluetooth、GPSといった通信機能をサポートしている。
ディスプレイは2.8インチ、480×640ドットのタッチパネル式カラーTFT液晶を搭載、オートフォーカス付きの3.2メガCMOSカメラやmicroSDHCカードスロット(最大8GB)などを装備する。CPUは32bit RISC、メモリはFROM256MB、RAM256MBとなる。
法人用のタフネス設計で、耐落下性能1.2m、IP54準拠の防塵防滴筐体を採用する。ボタン部はQWERTYキーや数字キータイプが選択可能。また、バッテリー容量は3060mAhと非常の大容量で、連続通話時間は約780分、待受時間は約700時間となっている。大きさは136.4×64.5×22mmで、重さは240g以下。
また、フォーミュラ・ニッポンにおいて、ドコモが通信技術をサポートしていることが紹介されていた。ドライバーとピット間の会話を、従来の無線機から携帯電話網に置き換えてクリアな音声を提供しているほか、FOMAモジュール内蔵のデータロガーからマシンの位置やアクセル開度や速度、エンジン回転数、などの走行データがリアルタイムにピットに配信される。
ブースでは、こうした技術の法人活用を案内しており、例えば、救急車が患者を病院へ搬送する際に、患者の映像や身体データを救急車の中からリアルタイムに送信し、救急医療に役立てることなどが紹介されていた。このほか、「マイエリア」や「オートGPS」などのドコモの最新サービスの展示もなされていた。
2009/11/27 16:32