本日の一品

カードキー、紛失防止タグ、自動化トリガーとしても使える「探す」対応万能カード「SwitchBot スマートトラッカーカード」

 日ごろからキャッシュレスの生活を推進しているので、筆者の財布は非常にコンパクトです。

 普段は身分証明書やクレジットカード、ちょっとしたレシートの束などを財布に入れることが多いですが、最近は車のスマートキーや家の鍵を開けるためのNFCカード、それに紛失防止用のAirTagを入れています。そのため、コンパクトとは言いつつも実際の中身はかなりギチギチになっていました。

 そんなギチギチの財布の中をスッキリ整頓できるアイテムとして7月にSwitchBotから発売されたのが「スマートトラッカーカード」。これ1つで紛失防止タグ・同社のハブと連携した自動化トリガー・スマートロックの解除キーとして使えるという、1枚3役の便利アイテムです。

 日頃の生活をスマートにするあまり財布がスマートでなくなってしまった筆者のための製品が登場したということで、予約が始まった直後に注文。発売の遅れもありましたが、ようやく手元に届きました。

カード本体のほか、ストラップが付属します

 あらためて、スマートトラッカーカードで出来ることを公式サイトを引用する形で紹介すると

- Appleの「探す」ネットワークに対応した紛失防止
- Bluetoothで接続されているスマートフォンの呼び出し
- SwitchBot ハブ2と連携した、Bluetoothに基づく家電の自動起動
- SwitchBot ロック・SwichBot キーパッドと連携した鍵の解錠

の4つです。

 紛失防止タグ・スマートフォン呼び出し機としての使い方を除けば、基本的にはSwitchBot製品を複数使っているユーザーを前提とした製品になっています。

 残念ながら筆者は間取りの都合でSwitchBot ハブ2が使えないため、今のところは紛失防止タグや解錠用キーとして使う予定。

 スマートトラッカーカードの本体サイズはSwitchBot キーパッド・指紋認証パッドに付属しているNFCカードと同様で、一般的なクレジットカードと同じサイズ。「探す」ネットワークに対応した影響か、厚みはカード2枚分ほどに増加しています。

表面にはSwitchBotアプリへの追加・スマートフォンの呼び出しに使用するボタンがある
裏面にはQRコードが印刷されていて、読み込むと持ち主の連絡先が表示される(事前に「紛失モード」に設定する必要あり)
セットアップはSwitchBotアプリを介して行います

 スマートトラッカーカードのボタンを長押ししてBluetoothペアリングモードへ移行させ、アプリの指示に従うだけなので、登録の手間はかかりません。ただし、SwitchBotアプリへの登録と「探す」アプリへの登録はそれぞれ行う必要があります。

 また、SwitchBot ロック・SwichBot キーパッドと連携してカードを鍵として使用する場合、別途SwichBot キーパッドの設定から「NFCカードを追加」する必要があるので注意が必要です。

一度登録してしまえばスマートキーに早変わり。暗証番号を入力する手間が省けて便利

 実際に1週間ほどスマートトラッカーカードを財布に入れていますが、通常のNFCカードとAirTagを入れていたときと比べて、財布はスリムになりました。単純に2つだったアイテムが1つにまとまったので当然ですが、やはりまとめられるものはまとめるに限ります。

 さきほど触れた通り、筆者の環境ではSwitchBot ハブ2がないため、家電の自動起動ができないのは残念ですが、家の解錠と紛失防止を両立できる現状でも十分満足できる出来だと感じます。

 AirTagや他社製のトラッカーカードと比べると、充電・電池交換によって繰り返し使えるわけではないのが少し残念なポイント。とはいえ、通常時の電池寿命は最大3年と必要十分ですし、万が一電池が切れてしまったあとでもNFCカードとして引き続き使えるため、少なくとも筆者は気になりませんでした。

 自宅にSwitchBot ロックをはじめとしたSwitchBot製品を多数置いている人であれば、かなり重宝する一品でしょう。

製品名ブランド実売価格
SwitchBot スマートトラッカー カードSwitchBot3480円