本日の一品
スマホをワイヤレス充電対応にするシートは、スマホ以外で使いたい
2021年8月11日 06:00
我がarrows 5G F-51Aは、チップセット的には2世代、3世代くらい前のフラッグシップ。そこそこの性能には満足はしているけれども、ワイヤレス充電、いわゆるQiに対応していないのが残念なところだ。ただ、こういったスマホを後付けでワイヤレス充電に対応させることもできなくはない。
薄いシートタイプのワイヤレス充電レシーバーが、ネット通販をあさるといくつか見つかるだろう。端末の充電端子に接続して、シートを端末の背面に貼り付けるか、スマホケースとの間に挟んで装着すれば、あとは充電台に置くだけで普通のQi対応スマートフォンのように給電されるのだ。
というわけで、USB Type-C接続のワイヤレス充電シートを購入し、arrows 5Gに装着してみた。ワイヤレス充電器に置くと、もちろん問題なく給電してくれるし、ケースに挟んだままでこれまでと同じように自然に使える。が、問題は充電速度だ。
出力はわずか1A、5W。USB PDなどによる10W、15W以上の急速充電に慣れた身にとって、この充電速度の遅さはこたえる。そのうえ、充電中は「充電器から動かせない=スマホが使えない」ということでもあり、充電時間がかかる分余計に「使えない」時間が長くなるのがキツい。
無駄な買い物をしてしまったかなあ……とがっかりしたのだが、ふと周りを見渡すと、Type-C接続で充電する機器がほかにいくつもあることに気付いた。たとえば最近はワイヤレスヘッドセットなども充電端子はType-Cポートであることが多い。
そんなわけで、スマホには力不足だったこのワイヤレス充電シートを、手持ちのBluetoothヘッドセットの充電に使ってみた。そしたら、意外とイイ感じに。
たしかに装着時の見た目はイマイチではある。けれど、うっかり充電し忘れて、いざ使おうとしたときにバッテリーがゼロなことも多いワイヤレスヘッドセットだが、ケーブルの抜き差しなく気軽に充電できるおかげで、そんなミスとは無縁になった。
そもそも、頻繁に手に取って使うスマホにワイヤレス充電はあまりマッチしないのかもしれない。反対に、ワイヤレスヘッドセットのような、どちらかというと使わないでいる時間が長いガジェットの方が、ワイヤレス充電の利便性を実感しやすいのでは? なんて思うのだが、どうだろう。
ワイヤレスヘッドセットは、バッテリー容量がスマホより小さく、急速充電に対応していない、あるいは急速充電を必要としない点も、ワイヤレス充電向きと言える。スマホ用のワイヤレス充電シートをスマホ以外に使うのは、わりとアリだなあと思ったのだった。
製品名 | 発売元 | 価格 |
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ワイヤレス充電レシーバーシート Type-C ALK-WJRST | アローン | 1100円 |