本日の一品
アウトドアレジャーに持って行きたいACコンセント付きモバイルバッテリー「TeowerCell+ II」
2020年7月29日 06:00
梅雨も明け、本格的な夏空になった。相変わらず、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の収束は見えてこないが、アウトドアなら3密をほぼ避けられる。出かけるなら、屋外がいい。
アウトドアレジャー中でも、モバイラーにとってモバイルバッテリーは必携だが、それだけでは不十分なことがある。AC電源が必要になるような場面だ。
例えば、ドローン、デジタルカメラの予備バッテリー、パソコン、EchoShowなど、ACからしか電源を取れないものは多い。
欲しいのはAC電源だけで、容量がそれほどいらないのであれば、ACコンセント付きのモバイルバッテリーという選択肢もありそうだ。
そんなわけで、クラウドファンディングプラットフォームMakuakeでキャンペーン中だった「TeowerCell+ II コンセント付きモバイルバッテリー」に出資してみた。
TeowerCell+ II コンセント付きモバイルバッテリーはその名のとおり、コンセントの付いたモバイルバッテリー。形状は74mmの正方形を天地に持つ、長さ173.5mmの四角柱。天面にACコンセントを、底面にUSB Type-A×2(5V/2.4AとQC 3.0)、USB Type-C×1(最大45WのPD)の端子を備える。
バッテリー容量は2万6800mAh。スマホだけであれば、4~5回分は賄えるだろう。QC 3.0のUSB Type-A端子、またはPD対応のUSB Type-C端子から充電すれば、短時間でスマホなどのバッテリー容量を回復させられるのもいい。
しかしここはやはり天面に搭載しているACコンセントに注目したい。最近のノートパソコンやMacBookシリーズであれば、搭載しているUSB Type-C端子がPDに対応しているから、だいぶ安価になってきたPD対応モバイルバッテリーで給電できるだろう。しかし筆者のように物持ちがよく「今も2013年製のMacBook Airを現役で使ってるよ」という人がいれば、きっとこれは役立つに違いない。間違いない。
このACコンセント、通常は90W、瞬間最大100Wと、意外にも高出力。ハイスペックなゲーミングノートパソコンでなければ、十分だろう。
ACコンセント部分にカバーが付いているのもいい。防水・防塵性能があるわけではないが、むき出しのままでは入り込んでしまいそうなホコリや水しぶきをある程度防いでくれる。何もないよりずっといい。
というわけで、さっそく前述した古めのMacBook Airに接続してみた。ACコンセントを使いたい場合は、底面の電源ボタンを4秒ほど長押しする。すると、天面近くにあるLEDが点灯し、ACコンセントで出力できるようになる。
「AC以外にも、3端子あるのだから全端子埋めたい」という欲望に駆られ、USB Type-A端子にそれぞれiPhone XとHUAWEI P20 Proを、USB Type-CにはDELL XPS 13をつなげてみた。
「4台同時充電」「最大100W同時に使える」というキャンペーンページの説明のとおり、どの端末も給電ではなく、充電されていた。
さて、ACコンセント付きモバイルバッテリーで気になるのは、冷却ファンの音だ。使い始めて10分ほどでファンが回転し、本体を冷やしはじめた。図書室や、幼子が寝静まった後の部屋などでは気になるかもしれないが、アウトドアでは風の音やセミの鳴き声のほうがうるさく感じられるレベル。実際に使う場面では、気にするほどではないだろう。
冷却ファンの動作条件が何度なのかは不明だが、本体が36度ぐらいになると回りはじめるようだ。34度台にまで冷えると止まる。その間、7~8分。参考までに、室内の温度は28.1度であった。
残念に思う方がいるかもしれない点は、ACでの出力が正弦波ではなく矩形波であること。ほとんどの機器では問題なく使えるが、医療機器や測量機器といった、より精密な周波数を必要とする機器では使えない。
とはいえ、40分ほどでこの古いMacBook Airの内蔵バッテリーを50%から100%にしてくれるうえ、同時に4台の端末を充電できるというのはかなり便利。専用ケースに入れて、今年はこれを持ち歩きたいと思う。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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TeowerCell+ II コンセント付きモバイルバッテリー | MATECH, Inc | 1万5600円(税込) |