本日の一品

PCドライブ用外部電源で卓上扇風機(デュアルファン)を実現

PC内蔵ドライブを外付けにするときに使える外部電源を活用して、夏を涼しく乗り切ってみたい

 毎年夏になるとUSB卓上扇風機市場がにぎわいを見せるが、それほど高い買い物ではないとはいえ、種類がいろいろありすぎて決められず、迷っているうちに夏が終わる、というのを繰り返してきた。まあなくても致命的には困らない、っていうのが一番の理由なんだけれど。

 が、ふと部屋の片隅に目を向けると、そこには不要になったPCをバラしたときに余ったPCケース用ファンが! しかも2つある。もしかしたらこれを卓上扇風機にできたりしないだろうか、と思った。ただ、12Vのペリフェラル4ピンと呼ばれるコネクタで接続するタイプのPCファン(ちょっと古い)なので、USBを電源として使うにはいろいろ大変そうだ。

PCをバラしたときに余ったPCケース用ファン×2
12Vのペリフェラル4ピンと呼ばれるコネクタ。ちょっと古い

 が、さらに部屋の片隅には、最近買ったはいいものの使い道がなくてどうしようか悩んでいた5Vと12V(2A)の出力が可能なACアダプタが!「UD-ACDC100NS」という製品名だけを見るとよくわからないが、用途としてはPCの内蔵ドライブをあえて外付けで使いたいときに利用するもの。要するにニッチなアイテムだ。

 かつてよく見かけたペリフェラル4ピンの電源端子をもつHDDや光学ドライブのほか、最近のSATAドライブの電源端子である15ピンにも対応する。出力電流は5Vと12Vの自動切り替えで、ケーブルの途中にはオンオフスイッチもあり、使い方によってはかなり便利なものなのだ。

UD-ACDC100NS。わりと大きめ
SATAの電源に変換するアダプタも付属する

 これを、余っていたPCケース用ファンと接続する。ファン側のケーブルには分岐用のコネクタが最初からついているので、2個のファンを連結して1つの電源でコントロールできるようにした。安全を考えるならファンの表側に接触防止用のファンガードを装着した方がいいが、とりあえずキーボードとPCモニターの間に立てかけて半固定状態で使用している。

電源スイッチもあるので、手元でオンオフを簡単に切り替えられる

 PC用のファンがもともとそれほど大風量を発生するものではないので、ほんのり涼しい風がくる、という程度なのだけれど、ほとんど顔面に直接当たる角度なので、この弱さが実にちょうどいい。ファン1つだと風の当たる場所がピンポイントかつ弱すぎて使い物にならないが、デュアルファンのおかげで面で当たる感じがグッドである。デスク上がごちゃごちゃしてスタイリッシュとは言いがたいけれども、今年の夏は意外と快適に過ごせそうだ。

こんな風にPCモニターとキーボードの間に立てかけてみた。ちょうどいい感じのそよ風が顔に当たる
製品名発売元販売価格
UD-ACDC100NSGROOVY1050円