本日の一品

分解できるキャリーバック「リンクシステム」

 LCCを愛する筆者は最近、米国のトラベルギアメーカー、Eagle Creekの「リンクシステム20」を手に入れた。LCCを使いこなしたい人にお勧めしたいキャリーバッグなのだ。

「リンクシステム20」、こう見えて容量は36リットル

 格安航空会社、いわゆるLCCは就航路線も増え利便性もあがり、何より安い。しっかり料金を安く抑えようと思えば、追加料金が必要な荷物の預け入れは控えたくなる。つまりは手荷物のみの一択である。

 普通のバッグなら大きさ的に手荷物で問題はないが、ここで悩むのがキャリーバック。筆者は移動中に楽をしたい。だから、どうしてもキャリーバックを持っていきたい。ところが、LCC対応とうたうキャリーバッグは多いものの、全てのLCCに対応するかというとそうでもない。

手荷物で持ち込めるサイズ・重さの制限
航空会社サイズ重さ
ピーチ50×40×25cm10kg
※2018年10月28日から7kg以下
バニラエア55×40×25cm7kg
ジェットスター56×36×23cm7kg

 たとえばピーチの“50cm”と、ジェットスターの“36cm”が厄介だ。LCC対応のキャリーバックとうたう製品でも、これらをクリアしていなかったりする。

 今回紹介する「リンクシステム20」の大きさは51×36×20cm。パッと見、ピーチ・アビエーションの規制をオーバーしているのだが、実は後述する「分解」によってクリアできる。カバン自体の重さは1980g。2kgを切っているところもすばらしい。

 リンクシステム20の面白いところは、キャスターがついているフレームとバッグを分離できること。なおかつフレームも分解できるのだ。バック本体はソフトケースなので柔軟に対応できるし、リュックになっているので、旅先でも便利に使える。

リュックの状態。肩ベルトはポケットに収納できる

 分解できるフレームも、その組み立ては簡単で、バックにふられた番号順にはめるだけ。フレームの上部分、下部分、バックをフレームに通し、底の部分を留めるという流れで、もたついても2~3分あれば組み立ては終わる。ありがたいことに付属の収納袋に組み立て手順までプリントされているのだが、それを見なくても楽勝に組み立てられるだろう。

説明書きのついた収納袋。紙ではないので失くしにくい
全パーツばらした状態
番号順にはめていくだけでフレームは組み上がる

 使わない時は分解し、収納袋に全部収められる。とはいえ、底部分のベルトをはずすだけでも全体的に薄くなり、そのまま棚の隙間にでも収納できるだろう。

ぺったんこ。ものぐさにはありがたい収納形態
全部を収納袋に入れることもできる
内側には荷物を留めておけるバンドも
外側からアクセスできるポケットが多いのもありがたい

 こうしたアイテムを活用して、できるだけ荷物をコンパクトにまとめて旅を楽しみたいものだ。

製品名提供元価格
リンクシステム20Eagle Creek1万8792円(税込)