本日の一品
キッチンに立つことが少ない人ほど思いつきそうな「クレバーカッター」
2017年11月13日 06:00
老若男女を問わず、昨今はキッチンに立つ人が多いような気がする。筆者は基本的に食べることは大好きだが、細かな料理を一から自分で作ろうとは思わない質だ。時にトーストに異様に凝ったりすることはあるが、多くの場合、それに関連するトースターなどのハードウェアが起点になっていることが多い。料理に限らず、発想や着想が優れたハードウェアに惹かれるようだ。
今回紹介する製品は、「同じタイミングで同時に使うものが複数あれば、それらをくっつけてしまいたい」という無精者が思いつきそうなアイデアを商品化したものだ。同時に使う道具の組み合わせは意外とありそうだが、妥当性のあるコンビネーションはそれほど多くはない。
その中で誰もが思いつくのは“包丁”と“まな板”だろう。そんな素材もサイズも違う2つのハードウェアをインテグレーションしたのが「CLEVER CUTTER(クレバーカッター)」。スマートカッターというダサいネーミングにしなかったことが二重丸だ。
外観を少し見ただけでは、大きめの植木鋏のような印象を受ける。構造的には、スプリングで自動的に開くハサミやラジオペンチなどとほぼ同じ構造だ。黒い持ち手の手前にあるセーフティロックのツマミを外すと、クレバーカッターは内部に仕組まれた板バネの力で自動的に開く構造になっている。
一般的なハサミとの違いは、親指でコントロールする下側の刃が、“まな板”になっていること。ポリアセタール製の白いプレートで、大きさは約28×105mmだ。一方、親指以外の4本の指でコントロールする上側の刃は、包丁をイメージした格好のカッター刃だ。ハサミのように2枚の刃が交差することは無く、“まな板”の表面で、カッターが確実に野菜等を切り取ってくれる。
賢明な読者諸兄なら既におわかりだとは思うが、クレバーカッターを使って、キュウリやキャベツ、大根などを千切りするのはきわめて難しい。訓練を積んで実戦をこなして名人になれば可能かもしれないが、どちらかと言えば、ラタトゥイユのように、野菜をそこそこ大きなブロックでワイルドにカットする料理や、シーザーサラダに添える鶏肉のブロックカットなどに向いている。パン切り包丁の代わりにバケットを切ることもできた。誤った使い方さえしなければ安全で後片付けも簡単なので、バーベキューやキャンプにも最適だろう。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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クレバーカッター | ダイレクトテレショップ | 5800円(2個セット) |