てっぱんアプリ!

数をかぞえるのが面倒? だったら「CountThings」で楽をしよう!

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: CountThings from Photos
開発者: Dynamic Ventures, Inc.
価格: 無料
対応OS: iOS 11.0 以降、Android 5.0 以上
カテゴリ: ツール

 日常生活や仕事のなかで、物の数をかぞえる機会は少なくない。ただ、1つ1つ指を差しながら数えるのは面倒だし、途中でどこまで数えたのかわからなくなってやり直す羽目になったりもする。そんなときは「CountThings from Photos」を使って手間を省いてしまおう。

被写体の物の数をカウントしてくれる「CountThings from Photos」

写真を撮るだけで数をカウント

 「CountThings from Photos」は、写真に写っている物の数を自動でカウントしてくれるツール。一定範囲の大きさ、パターンの繰り返しになっているような被写体であれば、さまざまなものをカウントの対象とすることができる。最初に数えたい物のタイプを「テンプレート」から選び、それから写真撮影すれば被写体に番号が振られ、合計数がわかるという仕組みだ。

 テンプレートには、たとえばキーボードのキートップ、硬貨、人、クルマ、丸太や金属棒の断面などがある。適切なテンプレートを選べば、あとは写真撮影するだけ。背景などに被写体と似た形の紛らわしいものが写り込んでいたりすると誤認識することもあるので、できるだけ数えたいものがはっきり他と区別できるような写真にすると良さそうだ。

最初に数えたい被写体に合いそうなテンプレートを選択
その場で写真撮影するか、撮影済みの写真を選ぶ
キーボードのキーを数えてみた。誤認識もなく、91キーであることがわかった
ネジと釘を数えてみた。いくつか誤認識はあったが、種類が異なる物が含まれていてもある程度正確にカウントしてくれる

物の大きさや面積もわかる

 単に数をかぞえるだけでなく、1つ1つの半径・直径・面積を求めることも可能。写真のなかの指定した範囲だけをカウント対象にするような設定もできるようになっており、おおざっぱに写真を撮って、後から数えたい範囲を限定して処理するのもOKだ。

 試しにキーボード、ネジ・釘、硬貨などを被写体にしてみたところでは、かなり高い精度でカウントしてくれた。一方で、人やクルマをカウントするテンプレートについては、想定されている条件に近いイメージでなければ誤認識やカウント漏れが多くなる印象だ。それでも、後からカウントの増減の修正も簡単にできるので、最初にざっくりと処理して手動で微調整する、というような使い方でも十分に省力化につながるはず。物を数えるという単純作業で疲労する前に、ぜひ試してみてほしい。

範囲指定したうえで硬貨の数をカウント
画像内の特定区間の実距離をあらかじめ設定することで、被写体の直径や半径なども知ることができる
クルマをカウントしてみたところでは、やや誤認識が多かった
人の数をかぞえるテンプレートでも、想定しているシチュエーションがやや異なるせいか、うまくカウントできず