てっぱんアプリ!

スマホの動作を簡単自動化。仕事の効率アップにもつながる「Trigger」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Trigger
開発者: Coleridge Apps LLC
価格: 無料
対応OS: Android 4.0 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード: Android

 スマートフォンを使い慣れていても、決まったタイミングで決まったアプリを起動する、などといった日常的に行う操作は手間に感じるもの。そこで活用したいのが各種操作を自動化するアプリだが、設定方法が難しく思い通りに使いこなせない、という人もいるのではないだろうか。「Trigger」なら、わかりやすい設定・操作方法で、自由自在にカスタマイズできるはずだ。

わかりやすい設定方法でスマホ操作を自動化できる「Trigger」

トリガーとなる条件とアクションを順番に指定するだけ

 「Trigger」は、スマートフォンのあらゆる機能を自動化するツール。最初のきっかけ(トリガー)となる条件を設定し、その条件に応じてどのような機能を実行するかを決めることで、さまざまな操作を自動化できる。

 「トリガー」として選べるのは、特定のWi-FiアクセスポイントやBluetoothデバイス、NFCタグへの接続の瞬間など。それ以外にも、バッテリー残量、指定時刻、Google カレンダーに登録しているイベントの開始・終了、地図上で指定した範囲の出入りなども選択可能だ。

多彩な「トリガー」を選べる
トリガーの発動をネットワーク接続時などに限定することもできる

 次に、トリガーが発生した際にどのような機能を実行するかを選ぶ。ネットワーク接続のコントロール、音量調整、メール送信、指定アプリの起動など、60種類以上のアクションが用意されている。自分の望む動作を実現するものがきっと見つかるだろう。

トリガー後に実行する機能も豊富。60種類以上のアクションはカテゴリーに分かれているので探しやすい
選んだアクションによって設定内容は異なる。これはメール送信を選んだ場合の設定画面

カレンダー連携で忘れがちなビジネスマナーも確実に実行

 ビジネスで役立ちそうな自動化“レシピ”として、たとえば打合せや会議が予定されている時間帯はサイレントモードにし、終了する頃に元に戻す、というような設定が考えられる。

 この場合はトリガーに「カレンダーイベント」を選び、Google カレンダーに登録している予定のタイトルに共通して含まれる文字(「会議」や「打合せ」など)を指定しておこう。あとは、実行するアクションで「サウンドプロフィール」を「サイレント」にするか、「着信音量」などをゼロに設定すればOKだ。

トリガーに「カレンダーイベント」を選ぶ
「イベントが始まる時」に実行するよう設定。「イベント内容」には「会議」や「打合せ」と入力しておく
着信音量などをゼロに
タイトルを付けて保存する
同様に「イベントが終わる時」に設定が元に戻るよう別途トリガーとアクションも設定しておこう

 このようなカレンダーの予定と連動した自動実行は応用の幅が広い。Gmailとの連携でGoogle カレンダーに自動登録された旅行や出張のフライト時刻に合わせ、自動で機内モードに切り替えるようにしたり、出発直前にTwitterやFacebookに自動投稿したり、というような使い方も可能だ。

位置情報を活用して日常生活をサポート

 また、「ジオフェンス」によるトリガーも使い勝手が良さそうだ。これは、地図上で指定した範囲に入った時・出た時を契機に自動実行するもの。位置を会社の最寄り駅付近に設定したうえで、帰宅の可能性がある時間帯に限定してトリガーを発動させることで、家族に帰宅のタイミングを簡単にメールで送ることができる。または、降りる駅の手前でアラームを鳴らすように設定すると、乗り過ごしを防げるだろう。

トリガーに「ジオフェンス」を選ぶと、地図で指定した範囲の出入りを実行契機にできる
家族への帰宅メールも半自動化(送信の操作は手動で行う)

 設定方法がシンプルで、使い方を把握するのに時間はかからない。ただし、トリガーのタイミングで得た時刻や場所などの情報を送信メール内に挿入する、というような凝ったカスタマイズは残念ながらできない。さらに進んだ自動化を実現したいなら、本アプリに用意されているTaskerとの連携機能や、Tasker自体を使うのもおすすめだ。