てっぱんアプリ!
スマホの動作を簡単自動化。仕事の効率アップにもつながる「Trigger」
2017年10月6日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: Trigger
開発者: Coleridge Apps LLC
価格: 無料
対応OS: Android 4.0 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード: Android
スマートフォンを使い慣れていても、決まったタイミングで決まったアプリを起動する、などといった日常的に行う操作は手間に感じるもの。そこで活用したいのが各種操作を自動化するアプリだが、設定方法が難しく思い通りに使いこなせない、という人もいるのではないだろうか。「Trigger」なら、わかりやすい設定・操作方法で、自由自在にカスタマイズできるはずだ。
トリガーとなる条件とアクションを順番に指定するだけ
「Trigger」は、スマートフォンのあらゆる機能を自動化するツール。最初のきっかけ(トリガー)となる条件を設定し、その条件に応じてどのような機能を実行するかを決めることで、さまざまな操作を自動化できる。
「トリガー」として選べるのは、特定のWi-FiアクセスポイントやBluetoothデバイス、NFCタグへの接続の瞬間など。それ以外にも、バッテリー残量、指定時刻、Google カレンダーに登録しているイベントの開始・終了、地図上で指定した範囲の出入りなども選択可能だ。
次に、トリガーが発生した際にどのような機能を実行するかを選ぶ。ネットワーク接続のコントロール、音量調整、メール送信、指定アプリの起動など、60種類以上のアクションが用意されている。自分の望む動作を実現するものがきっと見つかるだろう。
カレンダー連携で忘れがちなビジネスマナーも確実に実行
ビジネスで役立ちそうな自動化“レシピ”として、たとえば打合せや会議が予定されている時間帯はサイレントモードにし、終了する頃に元に戻す、というような設定が考えられる。
この場合はトリガーに「カレンダーイベント」を選び、Google カレンダーに登録している予定のタイトルに共通して含まれる文字(「会議」や「打合せ」など)を指定しておこう。あとは、実行するアクションで「サウンドプロフィール」を「サイレント」にするか、「着信音量」などをゼロに設定すればOKだ。
このようなカレンダーの予定と連動した自動実行は応用の幅が広い。Gmailとの連携でGoogle カレンダーに自動登録された旅行や出張のフライト時刻に合わせ、自動で機内モードに切り替えるようにしたり、出発直前にTwitterやFacebookに自動投稿したり、というような使い方も可能だ。
位置情報を活用して日常生活をサポート
また、「ジオフェンス」によるトリガーも使い勝手が良さそうだ。これは、地図上で指定した範囲に入った時・出た時を契機に自動実行するもの。位置を会社の最寄り駅付近に設定したうえで、帰宅の可能性がある時間帯に限定してトリガーを発動させることで、家族に帰宅のタイミングを簡単にメールで送ることができる。または、降りる駅の手前でアラームを鳴らすように設定すると、乗り過ごしを防げるだろう。
設定方法がシンプルで、使い方を把握するのに時間はかからない。ただし、トリガーのタイミングで得た時刻や場所などの情報を送信メール内に挿入する、というような凝ったカスタマイズは残念ながらできない。さらに進んだ自動化を実現したいなら、本アプリに用意されているTaskerとの連携機能や、Tasker自体を使うのもおすすめだ。