スタパ齋藤の「スタパブログ」

 ちょっと前にネットで話題になっていた「哲学のふせん」。おもしろそうなので買ってみた。

 どういうモノかと言うと……取り扱い店舗の恵文社一乗寺店オンラインショップに的確な説明があったので、以下に抜粋してみたい。

(恵文社一乗寺店オンラインショップより抜粋)

『と、私も前々から考えていた。』という未完成のセンテンスが印刷された付箋。こちらは「言語」をテーマに制作するアーティスト、三澤水希さんの作品です。この付箋を貼ると、そこに書かれている内容をまるで自分が盗んでしまったように、後ろめたさを感じてしまいます。ですが、過去の人間が考えたものを自らの思考に吸収し、新たな思考を生み出すこの行為こそが人間の知の歴史=哲学の歴史ではなかったか。私たちは幾重にも積み上がっている『と、私も前々から考えていた。』の地層の上に立っているのではないか。これはそんな『人がものを考える行為』を明らかにするユーモラスな付箋です。(抜粋ここまで)

 単なるオモシロふせんとしても使えるが、知とは何か? オリジナル/オリジナリティーとは何か? まで考えさせられる、ちょいと深いふせんかもしれない。んむ~。

三澤水希さんの作品「哲学のふせん」。「と、私も前々から考えていた」と印刷されている。長さ5×幅1.5cmの100枚綴りふせん。2個入りで300円だった。
こんなふうに使うと、「俺これ前に思ったわ~、思ったわ~俺前にコレ」ということを表明しつつも己の図々しさを気づきつつ知について考えさせられる。
うかちゃんは哲学的な表情をしているって言われるの。ぼぼぼ、ぼくは哲学的な表情をして寝ているって言われます。ニャニャニャ。ニャニャ。みたいな。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。