ちょいと便利なステッチャー

2012年11月21日 06:00

 ほーんとに時々、ステッチャーという道具を使う。ステッチャーとは……なんでしょうねえ、ミシンのようなステッチを手動で縫っていくための道具ですな。写真のような感じ。

 使うのは革用~厚い布(帆布等)用のステッチャー。たとえばディパックとかバッグのベルト部分が少しホツレたり綻んだりしたら、その部分をステッチャーを使って修繕。

 分厚い布を縫うのってフツーの針と糸じゃ無理ですな。指貫(ゆびぬき)とか使って強引にやったりしても、針が指貫を突き抜けて指先ズタボロとか、針がポキリ、とか。それ以前に太めの糸が針穴に通りませんな。

 ステッチャーだと全体的に頑丈で力も入れやすいので、そういうタフな部分の修繕をわりと容易に行える。また針も頑丈で針穴も大きく作られているので、太くて丈夫な糸で修繕することができる。

 で、これまで、ほーんとに時々使っていたステッチャーは、C.A.MYERS社の「AWL for ALL」。20年以上前から(たま~に)使っていた。

 のだが、ちょっと面倒なステッチャーだったりする。外見もギミックもカッコイイんですけど、ネジでボビンを外してそこに糸を巻くとか、糸を引き締めるのが微妙にやりにくいとか。

 そこで何気なく別のステッチャーを探してみたら、あらまコレ素敵!! みたいなのがあった。遊牧舎工房の「イージーステッチャーNEW」である。

 前出の「AWL for ALL」とはまた別のカッコ良さに惹かれたので、サクッと購入。そして使ってみたらアラ便利。そもそもボビンに糸を巻く必要がなく、ネジでどうこうみたいな作業も不要。糸通し自体も簡単。本体は頑丈でありかつ、自分で使い方をアレンジできるレベルのシンプルさなので、自分が使いやすいように使える。

 ほんとに時々たま~にしかステッチャーを使わない俺なんですけど、「イージーステッチャーNEW」は非常にイイと思った。とても手軽&気持ちよく使えるので、コレを使うために、無用な修繕対象を探し始めた始末である。

C.A.MYERS社の「AWL for ALL」。独特の渋さを持ったステッチャーだが、なんかこー、手を道具に合わせる的な、古風な使い勝手かもしれない。遊牧舎工房の「イージーステッチャーNEW」。現代的なテイストの金属製ステッチャー。手間無く効率的に使える感じ。MADE IN JAPANらしい。スニェッチャーってニャにかしら? 糸らしい。じゃあ猫パンチしてグニャグニャにやっつけましょう!! そうしよう!! ニャ。ニャ。みたいな。