アイデア満載の電池スペーサー
家電Watchのミニレビューを読んで「ええっ!!」と思った直後に「単1のつもり」を大人買いした。ある種のリスペクトを込めつつ。
単1のつもりは電池スペーサー。なかに単3形電池を入れると単1形として使えるようになるグッズですな。家電量販店やホームセンターなんかで見かける例のあの商品の一種と言えよう。
だがこの「単1のつもり」にはグレイトなアイデアが多々盛り込まれている。接触不良になりにくいギミックや、一般の一次電池(使い捨て乾電池など)に加えてエネループなどのニッケル水素二次電池にも正々堂々対応していること、電池の逆挿しをすると機能しないこと(ショートや機器誤動作防止)などイロイロ。
俺的に「ええっ!!」と思ったのは、スペーサー内に2本の単3形電池を入れられるということだ。
てゅーかこのテのスペーサー、基本、電気機器メーカー側は動作保証外っすよね!? たとえば単1形電池を4本入れる機器って「単1形電池×4本でないと安定的に電流を流せない可能性が残る」てな想定から来ている仕様ですな。しかし「とは言っても、ま、ぶっちゃけ電圧同じならだいたい動いちゃうんで、単3×4本でもイイっちゃぁイイすけど、メーカー的には動作保証とか一切ナシってコトで」的な。
実際、単1と単3では容量がそーとー違うので、単1仕様機器に単3使ったりすると動作時間が短いとか電池に負担がかかるなどの問題がある。どちらにせよ、こういうスペーサーは、電池と機器の狭間にある鬱憤を解消してくれはするものの、グレーゾーンにある製品には違いない。
そのグレーゾーンをより明るい色に近づけているのが、前述の「スペーサー内に2本の単3形電池を入れられる」というギミック。並列で入れるので、電圧は変えずに電流の量に余裕を持たせられる。単3×2で単1に少し近づけられた、てなわけですな。
プラスしてナイスなのが、スペーサー内には単3を1本でも2本でもセットして使えるという点。臨時的に使うなら1本、ある程度長く使うなら2本セットする、みたいな使い分けができる。ただ、このスペーサーを2本以上直列で使う場合、スペーサー内の単1電池種類および本数を揃えないと危険だと思われる。
いや~でもコレ、イイですね~。非常用と思って買ったけど、もー単1形乾電池とか入手性悪いし高価だし買うのがイヤ。今後は鋭意このスペーサーに単3形二次電池詰めて平時も活用してゆきたい!!
電池スペーサー「単1のつもり」。単3形電池×1本もしくは2本を入れると単1形電池として使えるようになる。直販価格は4個で546円 | アルカリ乾電池などのほか、エネループなどのニッケル水素電池を入れることもできる。ただしその場合電圧が低めなのでプチ注意 | うかちゃんは床に単4形エネループが落ちてると猫パンチして棚の下の奥に転がしちゃうのよ。ええっ!? ニャニャ。ニャ!! 的な |