スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
花粉対策メガネとワタクシ
(2015/3/30 06:00)
花粉対策メガネとワタクシ
数年前に花粉症っぽい症状が出るようになったワタクシですが、現在は明らかに花粉症って感じです。目に来るタイプ。首都圏における2015年の花粉飛散数は例年並みだそうですが、2014年に比べると倍近い数が飛散するそうです。じゃあシッカリ対策しないとなあ……と思っていた矢先にヤラレちゃいました。
先日、都内に打ち合わせに出向いたんですが、目が!! 目が~!! 目が痒すぎる!! てな状態。痒さの波が過ぎると今度は、目が~目が~目がショボショボする~、的な。そんな状況で偶然通りかかったのが、メガネ屋さんJINSの店舗。入口に「JINS 花粉CUT」という花粉対策メガネが並んでいたので、思わず衝動買い。即使い始めましたが……コレが凄く良かったんです♪
上記花粉症対策メガネを購入後、喫茶店に入って目を洗って目薬差してコーヒー飲んで一息ついて、メガネを装着。再び外を歩き始めました。この日は花粉がかなり飛散していたようで、鼻にはあまり来ないワタクシでも鼻水が出てくるような状況でした。しかし、メガネ装着後は目も鼻も全然症状ナシ。……これって花粉症対策メガネの効果?
半信半疑ですが目が痒くないのは快適。調子に乗って歩き回りましたが、それでも目が痒くなりません。もちろん鼻もムズムズしたりしません。
こ、これは……明らかに違う!! この花粉症対策メガネすっごーい!! というわけで、この日から花粉症対策メガネを超頼りにするようになったワタクシなのでした。
また、さらにイイ感じの花粉症対策メガネはないかと、イロイロと手を出しまくり。作業用ゴーグルまで含めると、現在まで合計で14本の花粉症対策メガネの類を買っちゃいました♪
てなわけで今回は、各種花粉対策メガネについてレポートしてみたいと思います。目に来るタイプの花粉症の方はゼヒお読みください♪
どの花粉症対策メガネも効果はだいたい同じ!?
さて、のっけからイキナリ拍子抜けするような結論から申しますと、花粉対策メガネの「目に来る花粉症を抑える効果」は、どれも似たようなモンだと感じられました。前述の数々の花粉症対策メガネをしっかり使い比べたんですが、「まあどれを掛けても一緒」という結論に至りました。
もしかしたら、人によって違うかもしれません。でもワタクシの場合、花粉症対策メガネによって「目に来る度合いが違う」ということは感じられませんでした。
一方で、どの花粉対策メガネを使っても、非常に大きな効果があるとも感じています。ワタクシの場合、これまで花粉が飛散している日に外に出ると、一日に何度も目をこすったり、たびたびアレルギー専用目薬を差したりしていました。時には緩く重い頭痛まで。
しかし、花粉対策メガネを掛け始めてからは、そういう不快がかな~り抑えられています。具体的には、一日に一度か二度目薬を差せば済む程度に症状が抑えられています。目をゴシゴシこするようなことはなくなりました。
なお、最近気づいたことですが、花粉症対策メガネを一日掛けていると、レンズ表面や上下左右のバイザー的構造部に、細かなホコリなのか花粉なのかよくわからない粒子がけっこー付着してますな。これまでは裸眼で過ごしていたわけですから、こういう粒子の一部が目にダイレクトに入っていたのだと思われます。それが入りにくくなったわけですから、まあ当然の効果なのでしょう。
恐らく誰もが感じられるほど効果絶大な花粉対策メガネ類。この季節は目が痒くてたまらん!! って人はすぐ使い始めたほうがいいと思います。
花粉症対策メガネ、どんなモノなの?
花粉症対策メガネをすぐ使い始めたほうがイイですよ~、とは言われても、花粉対策メガネのタイプなどを知らないと、ちょっと選びにくいかもしれません。ので、少々ご説明を。
市場に出回っている花粉対策メガネは、どれも目の上下や横を覆うバイザーのような構造を持ちます。タイプは2つあり、メガネタイプとゴーグルタイプです。メガネタイプだと度付きレンズを入れられて、ゴーグルタイプだと度付きレンズを入れられない、というのが現在の花粉対策メガネのようです。
ほか、製品によって若干の違いがあります。具体的には、UV(紫外線)カット性能、レンズの曇り止め性能、ノーズパッドやテンプルの調節機能などですな。要するに、度付きレンズが入るかどうか(入れたいかどうか)だけ意識しておけば、あとはメガネの選び方がそのまま通用するのだと思います。
まあ、メガネの選び方は人それぞれだと思います。ですが、ご参考までにワタクシが花粉症対策メガネを選ぶときにチェックする要素をいくつか。
まずフィット感。顔の形状に合っていることはもちろん、前述の「バイザーのような構造」がより効果的に目を覆えるかどうかもチェック。ただ、バイザー構造がある程度目を覆っている感じなら「まあどれでも効果はだいたい同じ」と感じておりますので、顔に自然にフィットするかどうかを主にチェックしています。
それから締め付けや重さ、ノーズパッドの鼻への当たり具合も。テンプル部がコメカミを強めに挟むようだと、後々けっこー痛くなったりしますな。重めだと、やはり顔と接触するどこかが痛くなりがちだと思います。ノーズパッドが鼻に当たる感じも、ソフトで自然な方が快適に使えると思います。ノーズパッド部の角度や広さを調節できるタイプだと、装着感をより細かく調整できますな。
それから視野。普通のメガネやサングラスと比べると、花粉症対策メガネは視界の一部が遮られがちだったり、視界全体がやや狭かったりする製品が多いように感じられます。前述のバイザー的構造により、上下左右の視界が狭くなる感じ。
私見ですが、メガネタイプの製品は足元や手元方向の視野の狭さが気になりがちです。たとえば階段の上り下りでは、足元をいちいち目視したくなるほど、下方の視界が悪くなります。食事のとき、箸でつまんだ食べ物が口に入る瞬間の視野が悪かったりして、やはりあまり快適ではありません。バイザー的機構は透明だったりしますが、非常に見えにくいので、顔を下に向けないと足元や口の付近が確認できないという感じです。上方向も同様。横もそうです。
一方、ゴーグルタイプの花粉症対策メガネは、視界が広くてまあまあ快適です。同様のバイザー的構造があるものの、メガネ全体が顔のカーブに沿ってフィットするので、メガネタイプほどは視界を狭めないのだと思います。ただ、フツーのメガネやサングラスと比べると、ゴーグルタイプでも視界は狭いと感じます。
それと、フィット感についてもうひとつ。ワタクシの場合は「バイザー的構造が顔にフィットし過ぎる製品」は避けています。ひとつはバイザー的構造が顔に密着して跡がつくから。もうひとつは目から出る湿気でレンズが曇るからです。まあ、こういった細かな点もメガネ選びと同じかもしれません。
マスク併用時のレンズ曇りをどうするか?
ワタクシの場合、花粉が飛散している時期は目が痒くなります。さらに、花粉がすっご~く多く飛散している場合は、鼻水&くしゃみの症状も出てきます。ので、そういう場合は花粉を吸い込まないためのマスクも着用します。
ただ、ちょっと気温が低い状況でマスクとメガネを併用すると、マスク上方に抜ける吐息でメガネのレンズが曇りまくりますな。花粉症対策メガネの下側のバイザー的構造が頬に接している場合でも、マスクがメガネの下側に入るとやっぱり曇りがち。
こういう曇りを回避するには、メガネが曇りにくいマスクを選ぶのが手っ取り早いと思います。14本の花粉症対策メガネを使いつつ、メガネが曇りにくいマスクもアレコレ物色しました結果、わりとオススメできるマスクを3種類見つけましたので、以下にご紹介します。
まずは、アラクスの「PITTA MASK (ピッタ・マスク)」。大きな特徴として、息がしやすいことと、顔に密着しやすいことがあります。独特の伸縮素材で、顔のカーブに自然な感じでフィットします。多孔質のポリウレタン素材で作られているそうで、強く深呼吸してもマスクが凹んだり膨らんだりすることがないくらい通気性が良好です。つまり吐いた息がメガネに侵入しにくく、レンズが曇りにくいってわけですな。
それから白元の「快適ガードプロ」。鼻~頬が当たる部分にノーズクッションというスポンジ素材があり、吐息をブロックし、メガネの曇りを抑えます。単純なシクミですが効果が大きいですな。また、息のしやすさもなかなかのもの。気に入って使っています。
あと、ユニチャームの「超立体マスク」も、けっこーイイ感じです。何タイプかありますが、ワタクシは「かぜ・花粉用」の大きめサイズが好みです。このサイズ、けっこー大きいです。顔が大きいワタクシでも、鼻~頬~顎あたりまでしっかり覆ってくれるんですな。
フィット感も良く、鼻の部分は薄い金属を曲げて鼻にフィットさせるタイプなので、メガネへの吐息の流入をまずまず防いでくれます。上記2種類のマスクと比べると、若干曇り防止効果はやや弱いような感じです。が、マスク内の空間が大きめで、マスクとして良好な装着感があるあたり、気に入っています。気温が上がってメガネが曇る心配がなくなってきたら常用すると思います。
てな感じの花粉症対策メガネ&マスク。以前は「メガネかけたりマスクしたいするのイヤ」とか思ってたワタクシですが、両方装着して行動すると花粉症の症状がドえらく抑えられるのを知ってから、どちらも使いまくりです。ともあれ、目に来るタイプの花粉症、花粉症対策メガネでかなり症状を抑えられると思いますので、ぜひ吟味してみてください。