法林岳之の「週刊モバイルCATCH UP」

「OPPO A79 5G」、3万円を切るスリムなFeliCa搭載スマートフォン

オウガ・ジャパン「OPPO A79 5G」、約166mm(高さ)×76mm(幅)×8mm(厚さ)、約193g(重さ)、グローグリーン(写真)、ミステリーブラックをラインアップ

 「OPPO Reno A」シリーズをはじめ、国内において、着実に支持を拡げているOPPO。グローバル市場においても2023年は1億台を超えるスマートフォンを出荷し、約8.8%のシェアで4位にランクされるほど、成長を遂げている。今回は2月15日から販売が開始される「OPPO A79 5G」を試用することができたので、レポートをお送りしよう。

新生活シーズンへ向けて

 国内のモバイル市場は、例年1月~4月あたりがもっともスマートフォンの購入が多いとされる。『春商戦』や『新生活シーズン商戦』などと呼ばれるが、時代と共に、少しずつ消費者のニーズも変わってきている。

 かつては4月の新入学や新社会人のシーズンに合わせ、新たに回線を契約し、端末を購入するパターンが一般的だったが、今や小中学生でもスマートフォンを持つケースがそれほど珍しくなくない。NTTドコモのモバイル社会研究所が発表した「小中学生のスマホ所有率に関する調査レポート」によれば、スマートフォンの所有率が小学生で4割、中学生で7割を超えるほど、普及している。しかも端末はかつてのような『家族からのお下がり』ではなく、半数以上がショップで新品を購入しているという。子どもにスマートフォンを持たせることについては、各家庭ごとに考え方や方針があるが、保護者としては新しいスマートフォンを買い与えるとしても出費はできるだけ抑えたいところだ。

 また、新生活シーズンとは別になるが、ソフトバンクやNTTドコモは3Gサービスの終了を予定しており、既存のフィーチャーフォンや3G対応スマートフォンからの移行が急務だ。ソフトバンクの3Gサービス終了は能登半島地震の影響もあり、今年4月15日まで延期されたが、リーズナブルな価格の端末に対するニーズは依然として高い。

 今回、発表されたオウガ・ジャパンのOPPO製端末「OPPO A79 5G」は、そんな国内のユーザーのニーズに応える端末だ。OPPOのラインアップとしては、日本仕様を満たした「OPPO Reno A」シリーズが主力モデルに位置付けられ、安定した人気を保っているが、昨年秋は上位モデルの「OPPO Reno10 Pro 5G」もラインアップに加わった。ただ、価格は「OPPO Reno9 A」が4万円前後、「OPPO Reno10 Pro 5G」が7万円台半ば以上となっており、それなりの負担を求められる。

 今回の「OPPO A79 5G」は2022年10月に発売された「OPPO A77」の後継モデルに位置付けられ、販路によって、やや価格差があるものの、概ね3万円前後で購入できる価格が設定されている。

 この価格帯でありながら、FeliCaを搭載するなど、日本仕様もしっかりとサポートしている。具体的な販路としては、MNO(携帯電話会社)がワイモバイルと楽天モバイルがキャリアモデルとして取り扱い、MVNOではIIJmioやmineoが販売する。昨年12月に施行された電気通信事業法の新ガイドラインに従えば、最大2万円までの割引が期待できる価格帯だが、MNPなどの利用が条件になるケースが多いようだ。オープン市場向けのモデルはヨドバシカメラやビックカメラ、エディオンといった家電量販店、AmazonなどのECサイトなどでも取り扱われるほか、OPPO直営となるOPPO公式オンラインストア、OPPO楽天市場公式店、OPPO公式Yahoo!ショッピング店でも販売される。

薄さ8mmのスリムボディ

 まず、ボディからチェックしてみよう。OPPO製端末はシリーズによって、デザインの方向性が異なるが、「OPPO A79 5G」は従来モデルの「OPPO A77」や昨年の「OPPO Reno9 A」などの流れをくんだデザインを採用する。背面をフラットに、側面を垂直にまとめた形状で、全体的にソリッドなイメージに仕上げられている。本体は幅76mmという標準的なサイズだが、厚さが約8mmとスリムで、保護カバーなどを装着してもあまり厚みを感じなさそうだ。

 特徴的なのは、背面のデザインがカラーリングによって違う点で、ミステリーブラックが落ち着いた仕上げであるのに対し、今回試用したグローグリーンは光沢仕上げながら、内側にグラフィカルなパターンがあしらわれており、新鮮な印象を受ける。同社は「OPPO Reno9 A」などで「OPPO Glow」と呼ばれる独自の仕上げを採用し、これまでの単色仕上げとは違った背面デザインを打ち出しているが、今回の「OPPO A79 5G」の背面も独特の存在感を演出している。

本体の背面はフラットな仕上げ。グローグリーンはグラフィカルなパターンがあしらわれている
右側面にはシーソー式音量キー、電源ボタンを備える。電源ボタンには指紋センサーが内蔵されている
本体左側面はボタン類がなく、本体の上部寄りのところにピンで取り出すタイプのSIMカードスロットを備える

 スリムなボディながら、本体には5000mAhの大容量バッテリーを搭載し、連続通話で約26時間、動画再生で約12時間、音楽再生で約32時間の長時間駆動を可能としている。充電については、OPPO製独自の急速充電技術「33W SUPERVOOCフラッシュチャージ」に対応しており、約30分間の充電でバッテリー残量を50%まで充電でき、わずか約5分の充電で約2.6時間の連続通話もなっている。「OPPO Reno10 Pro 5G」が対応していた『ワンダフルチャージ』(神ジューデン)には及ばないものの、朝の身支度を整えるときをはじめ、授業中や会議中など、スマートフォンを操作しない空き時間に急速充電ができるのは心強い。ただし、パッケージには電源アダプターとUSBケーブルが同梱されていないため、OPPOがオプションとして販売している「OPPO 33W SUPERVOOC 急速充電ACアダプター」(2800円)か、市販の33W対応ACアダプターを購入する必要がある。

 本体には端末を横向きに構えたときに迫力あるサウンドが楽しめるステレオスピーカーが搭載されている。ステレオスピーカーは音楽や映像コンテンツを楽しむときに有用だが、騒がしい環境でもはっきり聞こえる「ウルトラボリュームモード」も用意されており、スピーカー使用時は最大300%、イヤホン装着時は最大200%までボリュームアップできる。本体下部にはイヤホンマイク端子も備えており、有線イヤホンを接続することで、ハイレゾ音源にも対応する。余談になるが、今回の「OPPO A79 5G」発表時には、13.4mm大型ドライバーを採用した完全ワイヤレスイヤホン「OPPO Enco Air3i」(メーカー希望小売価格:4980円)も同時に発表され、2月15日から販売が開始される。

本体下部にはUSB Type-C外部接続端子を備え、隣には3.5mmイヤホンマイク端子を備える

 ディスプレイは6.7インチのフルHD+対応液晶ディスプレイを搭載する。ディスプレイの表面はフラットな仕上げで、画面占有率が91.4%と液晶ディスプレイとしてはかなりの狭額縁に仕上げられている。ディスプレイの仕様としてはリフレッシュレートが標準で60Hz、最大90Hzとなっており、出荷時設定ではコンテンツに合わせての自動選択が設定されている。輝度は通常時480nit、最大時680nitで、有機ELディスプレイなどに比べれば、あまり高くないが、視野角は十分なレベルを実現している。ブルーライトカットが可能な「アイコンフォート」も搭載され、時間帯によって、自動的にON/OFFする設定もできる。

リフレッシュレートは出荷時に「自動選択」が設定されており、表示内容に合わせ、自動でリフレッシュレートが選択される。最大90Hzの「高」、最大60Hzの「標準」を設定しておくことも可能

 生体認証は電源ボタンに内蔵された指紋センサーによる指紋認証、ディスプレイ上部のインカメラを利用した顔認証に対応する。指紋認証については画面ロック解除のほかに、アプリの起動をロックする「アプリロック」、特定のフォルダへのアクセスを制御する「プライベートフォルダ」の機能も利用できる。顔認証についてはマスク装着時のロック解除も可能で、目を開けた状態のみでのロック解除も設定できる。

指紋センサーは本体右側面の電源ボタンに内蔵。指紋認証で画面ロックの解除ができるほか、アプリの起動やプライベートフォルダもコントロール可能
インカメラを利用した顔認証はマスク装着時も利用可能。「目を開く必要あり」をオンにしておくと、寝顔などでロック解除されない

FeliCa、防水防塵の日本仕様をサポート

 耐環境性能はIPX4の防水、IP5Xの防塵に対応する。IPX4については「いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない」と明記されており、「OPPO Reno9 A」などが対応するIPX8などに比べると、やや劣ることになる。降雨時の利用は可能だが、水没は対応できないため、実質的には「生活防水」レベルだと考えた方が良さそうだ。

 FeliCa搭載によるおサイフケータイにも対応する。OPPOは海外メーカーとして、いち早くおサイフケータイ対応を打ち出し、「OPPO Reno A」シリーズなどに搭載してきたが、もっともリーズナブルな価格帯の「OPPO Axx」シリーズでは今回の「OPPO A79 5G」が初搭載となっている。FeliCa対応の各サービスで利用できるほか、デジタル庁が提供するマイナンバーカードを利用した「スマホ用電子証明書搭載サービス」にも対応する。単にFeliCaを搭載するだけでなく、国内のユーザーに必要とされるサービスにも着実に対応する同社の姿勢は、ユーザーにとっても安心感が大きい。

多くの国内のユーザーが求めるFeliCaを搭載。おサイフケータイに対応。各サービスのアプリを利用可能

国内初お目見えのMediaTek製Dimensity 6020を搭載

 チップセットはMediaTek製Dimensity 6020を採用し、4GB RAMと128GB ROMを搭載する。外部メモリーとして、最大1TBのmicroSDメモリーカードを装着することもできる。Dimensity 6020は国内初お目見えのチップセットだが、OPPOが中国市場向けのモデルなどで採用した実績があるほか、グローバルではTCLやvivoなどのスマートフォンにも搭載されている。ネット上で公開されているベンチマークテストによれば、性能的には米Qualcomm製Snapdragon 695などに迫る性能を持つとされている。今回試用した範囲では、ブラウジングやSNSなど、一般的な用途であれば、ストレスなく使えており、動作が重いとされるゲームなども問題なく、起動できている。ただし、ゲームなどの快適性を追求したいのであれば、上位モデルを検討するのも手だ。

 ネットワークは5G NR/4G LTE/3G W-CDMA/2G GSMに対応し、5GはSub6までの対応となる。対応バンドについてはNTTドコモに5Gで割り当てられた「n79」に対応しないものの、auやソフトバンクが4Gからの転用で5Gを運用する「n3」には対応する。NTTドコモの5Gは「n78」でもエリアを展開し、4Gからの転用も開始しているため、「n79」非対応がそれほどマイナスになるわけではないが、利用シーンによっては他の端末と差が出てくる可能性がある。SIMカードはnanoSIMカードとeSIMに対応し、SIMカードスロットは2枚のnanoSIMカードを装着するか、nanoSIMカードとmicroSDメモリーカードを1枚ずつ装着する仕様となっている。ワイモバイルで扱われるモデルはnanoSIMカードとmicroSDメモリーカードを装着するシングルSIMスロット仕様だが、eSIMにも対応しているため、nanoSIMカードとeSIMのデュアルSIMで利用することもできる。

本体左側面の上部寄りにピンで取り出すタイプのSIMカードトレイを備える。nanoSIMカードとmicroSDメモリーカードを1枚ずつか、2枚のnanoSIMカードを装着可能。ワイモバイル版はnanoSIMカードを1枚のみ装着できる

 Wi-FiはIEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠で、2.4GHzと5GHzでの利用が可能だが、「Wi-Fi6」とも呼ばれるIEEE 802.11axには対応しない。Bluetooth 5.3に対応し、Bluetoothのオーディオコーデックは標準的なSBC/AAC/aptX/aptX HDに加え、ハイレゾ音源にも利用可能なLDACにも対応する。ただ、国内向けに販売されるOPPOの完全ワイヤレスイヤホンには、LDAC対応のものがラインアップされていない。衛星による位置情報測位については、米GPS、中国Beidou、露GLONASS、欧州Galileoに加え、日本のQZSS(みちびき)にも対応する。

 プラットフォームはAndroid 13ベースのColorOS 13を搭載する。ColorOSはAndroidプラットフォームに独自のユーザーインターフェイスを組み合わせたもので、基本的な操作体系は大きく変わっていない。[設定]アプリに表示される各項目の表記や並び順は、やや独自のものがあるため、使いはじめは少し戸惑うかもしれないが、慣れてしまえば、気にならない違いだ。ホーム画面などのユーザーインターフェイスは[設定]アプリの[ホーム画面とロック画面]-[ホーム画面モード]で[標準モード][ドロワーモード]を選んだり、[その他の設定]-[システムナビゲーション]で設定できるほか、全体的に文字やアイコンを大きく表示する[シンプルモード]も利用できる。日本語入力はAndroidプラットフォーム標準の「Gboard」が搭載される。

ホーム画面は最下段に固定されたDock、中段に検索ボックスがレイアウトレイアウトされている。
ホーム画面で最上段から下方向にスワイプすると、クイック設定パネルが表示される。[Wi-Fi]と[Bluetooth]のみが大きく表示されているが、右上の[…]で[タイルを編集]を選ぶと、タイルを並べ替えて、他の項目を大きく表示することも可能
ホーム画面をドロワーモードに設定しているときは、ホーム画面で上方向にスワイプすると、アプリケーション一覧が表示される
[設定]アプリの[ホーム画面とロック画面]で[ホーム画面モード]を選ぶと、ホーム画面の操作方法を選べる
アイコンや文字などを大きく表示するシンプルモードも用意されている。[設定]アプリの[特殊機能]-[シンプルモード]で設定が可能
シンプルモードに切り替えたホーム画面。アイコンも大きく、はじめてのユーザーやシニアユーザーにもわかりやすい
意外にありそうでないのがシンプルモードの終了メニュー。シンプルモードを終了すると、ホーム画面のレイアウトやフォントサイズは元に戻る
[設定]アプリの[その他の設定]-[システムナビゲーション]で、ナビゲーションキーの操作を設定可能。ボタンのレイアウトも2つのパターンから選べる

 ColorOS独自の便利機能も用意されており、[設定]アプリの[特殊機能]や[その他の設定]などの各項目で設定できる。一度に2つのアプリを表示できる[ビュー分割]をはじめ、アプリをウィンドウ表示する[フレキシブルウィンドウ]、よく使うアプリなどを起動しやすくする[スマートサイドバー]、子どもが使うための[キッズスペース]などが利用できる。

[設定]アプリの[特殊機能]を選ぶと、OPPO製スマートフォンの独自機能が表示される
三本の指でスワイプすると、画面を分割表示ができる「ビュー分割」
スマートサイドバーを表示して、起動したアプリをウィンドウ表示ができる「フレキシブルウインドウ」
子どもたちに渡すときに設定できる[キッズスペース]は表示するアプリのアイコンを制限したり、画面を見やすくすることが可能
ホーム画面の[ツール]フォルダーには、[レコーダー]や[データ移行]などの独自ツールが登録されている

 こうした数々のアプリを長い期間、利用していると、端末の動作が鈍くなってしまうなどのリスクがあるが、「OPPO A79 5G」には「OPPO Reno10 Pro 5G」などに引き続き、OPPO独自の「DCE(Dynamic Computing Engine)」と呼ばれる機能を搭載する。DCEは複数のアプリが動作する環境において、CPUやGPU、メモリー、キャッシュなどのリソースの割り当てを最適化することで、プラットフォーム全体の動作を安定させながら、消費電力を抑えることができるという。

5000万画素イメージセンサーを採用した広角カメラを搭載

 カメラについては背面に5000万画素/F1.8のメインカメラを搭載し、これを補助するための200万画素/F2.4の深度カメラも搭載する。ディスプレイ上部のパンチホール内には、800万画素/F2.0のインカメラを内蔵しており、最大80度の画角でワイドな撮影を可能としている。

背面には5000万画素イメージセンサーによる広角カメラ、200万画素イメージセンサーの深度センサーを搭載。カメラ部の突起は約2mm程度しかない
ディスプレイの最上部のパンチホール内に800万画素イメージセンサーのインカメラを搭載。ディスプレイに出荷時に保護フィルムが貼られていることがわかる

 写真の撮影は基本的に4つの画素を1つの画素として使い、より多くの光を取り込むピクセルビニングが有効になるため、暗いところでも明るく写真を撮ることができる。人物撮影時はOPPO製端末でおなじみの「ビューティー」モードでも撮影できるが、顔のパーツを個別にエフェクトするのではなく、全体を『ビューティー化』する仕様となっている。

 撮影モードはアウトカメラが「夜景」「動画」「写真」「ポートレート」が用意されており、「その他」を選ぶと、露出やISO感度などの細かい設定ができる「Pro」、5000万画素イメージセンサーでピクセルビニングを使わずに撮影する「超高解像度」をはじめ、「パノラマ」「スローモーション」「ステッカー」「テキストスキャナー」などが利用できる。新生活シーズンのユーザーが便利に使えそうなのが「テキストスキャナー」で、書類などを自動的に切り抜いて保存できるため、経費を精算するときなどに領収書を撮影して、提出するといった使い方ができそうだ。

カメラを起動し、最上段の右上からカメラのパネルが表示される。[設定]をタップすれば、より詳しい各機能を設定が可能

 撮影した写真や動画はOPPO独自の[写真]アプリで閲覧でき、[編集]から操作すれば、AIパレットで色調を変更したり、モザイクやレタッチなどの機能で編集することもできる。

屋外で梅を撮影。近くで撮影したため、他の枝や木々がボケた仕上がり
梅の木を撮影。冬場の晴天で明るかったためか、コントラストのバランスが今ひとつ
薄暗いバーで撮影。ピクセルビニングの効果で明るく撮影できている。グラス周囲の凹凸もきれいに撮影できている

FeliCa搭載で3万円を切る価格を実現したスリムな一台

 新入学や進学、転勤、転職など、新しい生活をはじめる人が多い春は、モバイル業界にとっても大きな商戦期のひとつだ。ただ、ここ数年は端末価格の高騰もあり、市場全体の動きはやや鈍かったが、昨年末に電気通信事業法のガイドラインが見直され、端末割引がしやすくなったこともあり、各社共、ここ数年の巻き返しを図るべく、販売に力が入っている。

 今回、オウガ・ジャパンから発売された「OPPO A79 5G」は、OPPOのラインアップでもっともリーズナブルな価格帯のモデルでありながら、FeliCaを搭載し、生活防水レベルではあるものの、防水防塵に対応するなど、日本のユーザーのニーズにしっかり応えるモデルとして、仕上げられている。ボディもスリムなため、1台目としての利用だけでなく、仕事用などに2台目端末を購入するユーザーの期待にも応えられそうだ。販売ルートもワイモバイルと楽天モバイルに加え、MVNOのIIJmioやmineoでも販売され、オープン市場向けのモデルは家電量販店やECサイトでも扱われるため、買いやすい環境が整っている。リーズナブルな価格で、実用的な機能を求めるユーザーに、ぜひ手に取って欲しい一台と言えるだろう。

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