このアイコンは何?
5月17日と18日は主要3社の夏モデルの発表会があったのは、ご存知の通り。2日連チャンで、2日目がダブルヘッダーという過去に例のない固め打ち。3社合わせて50機種以上が発表されたのはスゴいんだけど、正直なところを言ってしまえば、取材する時間がないとか、原稿を書くのがたいへんという話以前に、ボクらのような仕事をしている人たちでももう覚えきれないというか、どんどん各機種の印象が薄くなっていく。読者のみなさんにはどう見えているんでしょう?
今回、3社の発表はそれぞれに特徴があったけど、ソフトバンクは何と言っても孫社長イチ押しの「Twitter」。今回発表された夏モデルの内の13機種、発表済みの2機種(ディズニーモバイルを含む)の合計15機種に標準でTwitterのクライアントをプリインストールするという力の入れよう。
こうやって新機種が発表されて、新サービスが登場したりすると、直前のシーズンに買ったユーザーとしては、「せっかく買ったばかりなのに、数カ月の違いでサービスが使えない!?」なんて不安な気持ちになるもの。ただ、今回のTwitter対応は、すでにインターネットで提供されてきたTwitterというサービスをウィジェットやS!アプリを提供することによって、通常の音声端末でも使いやすくしましょうという取り組みなので、既存の機種にウィジェットやS!アプリが提供されるかどうかというのがポイント。
実は、このTwitter対応端末についての情報は、すでにソフトバンクのTwitterのページに掲載されており、ボクが使っているAQUOSケータイ 943SHもウィジェットでTwitterを使えるようになりそうだ。Yahoo!ケータイ向けに『ツイッターおまとめサイト』というページも用意されていて、Twitterの楽しみ方、はじめての人でもわかる解説、Twitter便利サイトの情報などを提供している。従来機種でTwitterをはじめてみようという人は、チェックしてみるといいかもしれません。ボクも勉強しないとね(笑)。
話は変わって、先日、知人と食事をしたときに出てきた話題。久しぶりに会った知人曰く、「自分の使ってるケータイの機能はそれなりわかるけど、ときどき、待受画面に知らないアイコンが表示されて驚く」という話。確かに。ボクもいろんな人に「このアイコンは何?」って質問されることが多い気がする。「何のアイコンだろう?」「家に帰ったら、トリセツで調べなくちゃ」って思ってると、帰宅したときには忘れてたり、すでにアイコンが消えていたり……(笑)。
でも、この話題って、実は機種によってはちゃんと気が利いてて、そのアイコンが何なのかを端末のみで調べることができる。たとえば、AQUOSケータイ 943SHの場合、[ショートカット]ボタン(マルチガイドボタンの左下にあるキー)を長押しすれば、端末のステータスなどを表示する「マーク部」(画面最上段の部分)に表示されているアイコンの一覧が表示され、カーソルを合わせれば、簡単な説明が表示され、そのまま、[決定]ボタンを押せば、その機能にジャンプできる。メールなら、未読メールを表示するし、アンテナアイコンなら、電波の再サーチをしてくれる。
この気の利き具合いというか、連動性の良さは、まさに「ニッポンのケータイ」らしいところだ。長く使うケータイだからこそ、今後もこういう気配りは大切にして欲しいなぁ。