1台のスマホを末永く使いたい人に「いたわり充電」

　性能もすごくなったけど、価格もすごくなったスマートフォン。低価格モデルも充実している一方で、高価なハイエンドモデルはできるだけ長く使い続けたいという方も多いはず。

　多くの方が「スマホの買い替え時」を実感するのは、バッテリーの劣化ではないでしょうか。使い続けることで劣化が進むバッテリー。ユーザーが取り外せない内蔵式が一般的になった今、充電の頻度が高まってきたときが買い替え時という人はきっと少なくないでしょう。

　筆者もこれまで3～4年ほど使用してきたスマートフォンが、さすがにメイン機としてはバッテリーライフが心もとなくなったことから「Xperia 5 IV」（SIMフリーモデル）を購入しました。昨今のハイエンドモデルとしては控えめな価格と思いますが、筆者の財布にはまあまあのパンチ力です。それにせっかく購入したのですから、できるだけ長く使いたいですよね。

　そのほかの魅力もあらためて語りたいとは思いますが、Xperiaシリーズに搭載される「いたわり充電」が、筆者のようにできるだけ長く同じスマホを使いたい、という人にとても相性の良い機能でした。バッテリーの傷みを抑える機能のひとつで、この機能の中では充電を常に80％もしくは90％でストップする機能が備わっているのです。

画像はすべてAndroid 12のもの

　ユーザーの使い方を学習してある時間内に、もしくは指定の時間に充電すると一定の充電容量でストップするという使い方もできますが、筆者は常に80％までにとどめています。

　筆者がこれまで所有したスマートフォンでは、設定した値（80％）で通知音が鳴るようにして充電を管理していましたが、これって結構面倒なんですよね。あくまで通知されるだけでそこで充電が止まるわけではないので、音に気づかないとかそういうことがあると、うっかり80％超まで充電することもしばしば。

　いたわり充電さえあれば、そんなわずらわしさともサヨナラできそうです。ワイヤレスや超高速など充電にもさまざまなアプローチがありますが、寿命もまたとても大事なポイント。3年後も劣化しにくいというXperiaのバッテリーには期待しています。