みんなのケータイ

最新の取材スタイルは「iPhone×デジカメ×ワイヤレスマイク」で動画も写真も録音も

【iPhone 13 Pro】

 ここ数年、取材先で写真だけでなく動画を撮ることも増えてきました。写真か動画どちらかだけなら、カメラは1台ですみますが、シャッターチャンスは1度きりなケースも多く、同時にとなるとなかなか大変。

 そこで最近の撮影スタイルというか、機材のセットは下の写真のようになっています。

ここ最近の取材用カメラスタイル

 デジカメはオリンパスの「E-M1 III」。そのアクセサリーシューに、Ulanziのアクセサリーシューブラケット「PT-23」を装着。「PT-23」は3つのアクセサリーシューがあるので、中央に同じくUlanziのスマホホルダー「ST-6S」を取り付けて、「iPhone 13 Pro」をセットします。

 PT-23の両サイドにあるのは、RODEのワイヤレスマイクの「Wireless GO II」。ウィンドジャマーがついているのがマイクで、iPhoneとデジカメをケーブル接続しているのがレシーバーです。

 PT-23のアクセサリーシューは180度回転させらるので、マイクを向ける方向を前後逆に調整可能。また、Wireless GO IIのマイクは2個あるので、ST-6Sのサクセサリーシューを使ってマイクを2個装着し、マイクを向ける位置を前後にするといったこともできます。

 またワイヤレスマイクなので、臨時のイベント会場などでスピーカーを設置している場合は、スピーカーのそばにマイクを置いて録音するという方法も使えます。なるべく雑音なくキレイに音声が録れていると、自動文字起こしをする際に認識率が上がるので作業効率がいいんです。

 Wireless GO IIとiPhoneをつないでいるのはType-C・Lightningケーブル。これはRODEの公式アクセサリーで、一般的なType-C・Lightningでは録音できませんでした。ちなみに当初スマートフォンはPixel 6 Proを使おうと思ったのですが、動画撮影時に音ズレがひどく、使えませんでした。

 Wireless GO IIのレシーバーはType-Cのほか、3.5mmからの音声出力にも対応しているので、これをデジカメのマイク端子とつなげます。これでiPhone 13 Proとデジカメどちらで動画を撮影しても、Wireless GO IIからの音声で録れるわけです。

Wireless GO IIは2系統で出力できる

 また、Wireless GO IIのマイクは単体で録音機能もあるので、ケーブルの差し込みが甘かったり、電波干渉でワイヤレスマイクの調子が悪いといったときでも、一応音声の録音だけはできているので取材メモとして重宝します。

 画角を調整して2台同時に録画もできます。登壇者とプレゼン資料を映し出す場所が離れているといったときでも、両方録れるので便利です。

別アングルで同時撮影も問題なし

 ただこのセットにすると、重量は約1.4kg。これにミニ三脚をつけると1.8kgくらいまで増えます。これをクビからぶら下げると結構しんどい。軽量化が今後の課題かなという感じです。