みんなのケータイ
三脚用のマウントでスマホの「片手でシャッターが押しづらい」問題を解決
【P30】
2020年12月8日 06:00
ライター業に欠かせない道具の1つであるカメラ。筆者も普段はミラーレス一眼カメラを取材に使っているのですが、ある日なんと故障してしまいました。
仕方がないので修理に出したのですが、直るまで約2週間かかるとのこと。代替のカメラは持っていないのでどうしたものか……と困っていたところ、「こういう時こそスマートフォンのカメラの出番では」思い、カメラが直るまで手持ちのHUAWEI P30を取材用のカメラとして使うことにしました。
HUAWEI P30は最新モデルに及ばないとはいえ、暗所にも比較的強く5倍までのハイブリッドズームも可能。比較的暗めの室内での撮影が多く、しかも会見で登壇者の顔をアップで撮影するのにズームが欠かせないことを考えると、手持ちのスマートフォンの中ではベストだろうと踏んだ訳です。
ですが実際の取材で何度か使ってみたところ、いくつか問題も浮上してきました。最大の問題は片手でシャッターを切るのが難しいことです。そもそもスマートフォンを横にした状態では片手で持つと不安定になりがちなのに加え、ほとんどのカメラアプリはディスプレイ上のボタンを押す必要があるため、不安定な状態の片手ではかなり押しづらいのです。
HUAWEI P30の場合、音量キーでシャッターを切ることもできますが、右手で持つと片手でシャッターを切るには遠い場所にあります。かといって左手で持つとカメラのレンズを塞いでしまいやすく、あまり実用的ではありません。
そこでなんとか片手でシャッターを切りやすくできないものか?と色々試行錯誤してみたところ、最も手軽に不満を解消できたのは、スマートフォンを三脚などに装着するのに用いる汎用のマウントを使うことでした。
具体的にはHUAWEI P30にマウントを装着し、マウント部分に右手の親指以外の指をひっかけて持つようにするだけ。これだけで、片手で持った時のグリップ感が大幅にアップし、右手の親指でシャッターを押しやすくなったのです。
さらにアクセサリーシュー付きのマウントを使えば、ライトを装着したりもできることからより幅広いシーンでの撮影に対応できそう。あくまでカメラが直るまでの代理と考えていたのですが、ひと工夫で大幅に実用性が上がったことから今後も有効活用できそうです。